小さな名渓 夏油 枯松沢
2020.6.13
梅雨入りとなって北東北以南は全体的に雨模様…
私は仙台に引っ越したため、北東北ももちろん射程圏内
「できる限り毎週山」のしゅんぺいは、友人たちに声を掛けるがなかなか都合がつかなかった。
最強のフッ軽である中澤さんとM氏が夜行バスで仙台に来てくれるという、こんな時の日帰りお手軽沢として温めていたのが焼石の少し外れにある「枯松沢」だった。
夏油温泉の登山口からしばらく歩くと夏油川沿いになり天然記念物の石灰華ドーム「天狗の岩」を通過する。
枯松沢の出合は両岸狭まったゴルジュからなり、水は温泉成分からかやや濁ってほのかに硫黄臭を伴う。
泳ぐか〜と思うと足が普通に着く深さだった
その先も200mくらいに渡って狭い廊下状のゴルジュとなって、いきなり楽しい。
Photo M氏
この区間はアスレチック感覚で爽快!
この沢は地元では沢初めや、じゃぶじゃぶ水遊び系の沢としては結構人気なよう。岩手版小川谷廊下のような感じ?
ヘツリ練習 落ちるのも楽しい😁
同じ焼石の名渓 尿前川とかなりよく似た渓相 次々に見どころが現れて全く飽きることなし!😄
どれも快適に進めて最高に楽しい
すごく短い区間に、釜を持った小滝がどんどん出てくる! 中澤さんのキャニオニングバック可愛すぎるw
ナメが綺麗な区間ももちろんある
雪渓は少し残っていて、奥に見えているものは30mほど雪渓の下を駆け抜けた
水の硫黄臭の正体は、ところどころで湧く温泉 染み出している程度で浸かれるようなところはない
Photo M氏
どん!と現れる迫力の10m滝 ドーム状に抉れる両岸がイカツイ!
右壁を落石とぬめりに注意すれば快適に登れる。
その後も楽しい区間は終わらない!
巻いている記録が多い10mのナメ滝は突っ張りで登れる。 ここはとっても楽しいし、落ちてもスライダーするだけ
その後も間髪入れずナメ滝や釜が連続する
co750付近の二俣0,2:1を左にとりP1034.2に抜ける記録が多いが、時刻が10時過ぎということと、まだまだ見どころがありそうということでそのまま本流を進むことにした。
本流は美しいナメが続き、なぜショートカットしてエスケープしてしまう記録が多いのか不思議なほどだ
再び二俣が現れるが全て左の水量の多い方を進んでいく、8mほどの直瀑は直登できた
この辺りはゴルジュの渓相から変わってナメと森の世界となる 渓相がコロコロ変わって実に面白い!
たくさんの湧き水が染み出す泥壁
co910付近の二俣で、駒ヶ岳の登山道に抜けるために進路を左にとる あたりは大きなブナに囲まれた静かな森だった。
水が枯れたら右岸尾根に乗りco1080のコルに向かった。コルは笹薮が茂っていて多少藪がうるさいが北側の沢型を100mも下ると登山道に合流した。
湿地には水芭蕉がたくさん咲いていた
登山に出たら1時間ほど歩いて駒ヶ岳をPH 残雪の残る焼石連峰を望んでしばらく山座同定を楽しんだ。
登山口7:30-枯松沢出合8:30-co750二俣10:10-登山道12:30-駒ヶ岳13:30-登山口15:40
枯松沢は短い区間に非常に濃い内容を詰め込んだ素晴らしい渓谷だった。エスケープせずに本流を進み駒ヶ岳も立ち寄ると充実間違いなしの活動になることでしょう。
下山後は即夏油温泉で汗を落として北上で中華を喰った! 中澤さんMさんありがとうございました! 夜行バスでまたきてください😁
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