水無川 東不動沢・右俣
2024.10.26
東不動沢は、オツルミズ沢、真沢などの全国的に知られる名渓を擁する水無川にある沢だが、熱い視線を受ける沢たちのすぐ横を流れるが、あまり注目を浴びない沢である。
それでも最近ちょくちょく登られていて、関西のシブコーさんや武藤ガイドが入っていた。記録を読むと、なかなか越後成分高そうな沢で一昨年くらいから行きたい沢リストに入っていた。
今回はyamakurumiことりょうくんとKCとともに晩秋のFinal越後に向かった。
10/26
越後三山森林公園駐車場(6:30)-デトノアイソメ(8:13)-Co1100二俣(11:12)-入道岳山頂(14:50)–阿寺山登山口(18:30)
こと日ポムチムはめちゃくちゃ体調が悪くて咳や鼻水が止まらないし、なんなら熱もあった。本当に絶不調の中、気合いで仙台-越後の移動をこなしていつもの水無川を進む。
デトノアイソメから八海山・入道岳へ突き上がる東不動沢へいざ入渓。依然、ポムチムはとても体調が悪い。。
デトノアイソメから急なゴーロを少し行くと、終始滝が続くような渓相。ヌメリがあるがフリーで行ける範疇の滝がほとんどだ。曇り空が寒々しいが実に越後らしい素晴らしい雰囲気である。
CSの奥にある10m滝は右岸から巻ける地形だが、yamkurumiが果敢にトライ。 もうすぐ11月だというのに布切れみたいなTシャツ一枚で瀑水シャワーを浴びるも虚しく撤退して巻いた。
いよいよ始まる連瀑は芝沢を彷彿とさせる規模で、はるか先まで滝が続いている。いやいや凄すぎぃ。
まずは多段の20m滝から。これは、右から巻き気味に登ったかな。
続く25m滝も見事!ここは左岸巻きであっさり高巻いた。 この途中にまんまるの甌穴を発見。ほぼ完全な真円を自然の営みで創り出す神秘を感じる。続く12m滝も登れないで小さく巻いた。
連瀑の滝はどれも素晴らしいが、トリである東不動滝(40m大滝)は越後の名瀑にランクインする素晴らしい滝だった!ゴッツゴツの右岸壁はゴーレムのような存在感。登攀など不可能で高まき以外の選択肢しかない。
ただ、この滝の高巻きが面倒臭くて左岸を大きめに巻くが、蔦系の藪がめちゃくちゃ濃い。
地形的にやばいわけではないから藪慣れしていればどうということはないが、体調絶不調のポムチムにはかなり堪える巻きだった。
東不動滝を越えると、壮大な二俣で真っ先に連瀑を掛ける右俣に目が行く。
計画では記録のある左俣から五龍岳に抜ける予定だったが、水量を見ても右俣の方が明らかにソソられる。
右俣は入道岳へ直接突き上げる沢で、その分行程も長くなるが、ここは本能に従い記録未見の右俣へ行くこととした。
右俣は連瀑からゴルジュ、そしてまた連瀑…と、とても内容の濃い沢 ロープこそ出さないものの出した方がいい場面は何回もあった笑 途中のシャワー不可避の滝で全身びしょ濡れになり、とうとうポムチムのHPは底をつきた。
振り返ると水無川流域が一望できる。 はっきりと分かる北沢・真沢出合い。 御月山沢の大スラブもよく見える。 中ノ岳の嫋やかで雄大な山容と、深く抉れたスラブの渓谷がなんともアンバランスだ。
左岸に大スラブを従える3段の連瀑は東不動滝と並ぶこの沢の白眉だ。 曇り空が悔やまれるが、スラブの無機質さが一層際立って見える。
まだ続くんかい!と声に出てしまうほど滝は続く。チムニー状の滝はシャワーからの右壁を行き来して登った。
co1450にある奥の二俣で水流は消える、藪の下から水がこんこんと湧いている。
二俣はどちらもほぼ水がないが、悪そうなCSから始まる左沢を行く CSの巻きは1箇所非常に危険なトラバースがある。
詰めはスラブと藪と壁のミックス 登山道に出る手前だけ高密度の笹藪 最後の力を振り絞り藪を抜けたそこは入道岳頂上まで徒歩1分だった。この沢、「入道岳直登沢」とでも名付けたい。
越後好きな割に初めての八海山入道岳は、水無川を一望する景色がとても素晴らしい。入道岳が越後三山で一番眺めが良い気がする。
ここから見える顕著な山すべての名を知っているが、まだまだ登ったことない山や沢がたくさんある。
願わくばこの視界の全てを行きたい、知りたい。
今年最後の越後景色だろう、また来年くるね。
下山は阿寺山経由で下山したが、阿寺山の登山道は史上最強に降り辛い道で、長いし、もうほんっとうにへとへと…
晩秋よろしく、山の中でヘッデンを灯して下山した。
体調不良も相まって今年一、二くらい疲れた。お邪魔した中澤さん家で倒れるように寝た。 翌日予定していた谷川の滝沢大滝は残念ながらパス。指を加えてyamakurumiとKCを見送った。
しかし東不動沢、本当にいい沢だったなあ。個人的には真沢と同等の名渓だと思う。



































