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2025-10-05

朝日連峰 荒川・中俣沢(仮称:中沢)

2025.10.4-5

荒川は朝日連峰南面を代表する渓谷であり、中俣沢はガイド本にも取り上げられていることもあり、荒川の中でも最も多くの入渓者を迎えている沢。

荒川といえば昨年、くずみんと東俣沢を訪れたが、このタイミングでGORGE CLUBのタスクさんが東北に来ていると聞き、ぜひ朝日の沢にも触れてもらいたいと思い、今回の訪問に至った。 KCとバニさんにも声をかけて異色の4人メンバーとなった(笑)

今回は中俣沢の奥の二俣で中沢(仮称)を進んでみることにした。これは通常遡行される沢の一本上流側の沢である。

10/4 針生平(6:07)-荒川入渓(7:25)-中俣沢出合(13:20)-Co1120幕営地(15:00)

まだ暗い中、小国のファミマで集合を待っているとさながら軍用トラックのようなサイズの車でタスクさんが登場した。2年ぶりの再会だが、相変わらず沢屋とは思えない若々しさである。

針生平で準備し、恐怖の吊り橋が待ち受けるアプローチをいく。

特に2つ目の吊り橋が怖い。しかし帰りはもっと怖い大玉沢の吊り橋が待っている。

大玉沢出合いから荒川に入渓する。最初の大釜は右から回り込み、ゴーロ歩きを経ると連瀑をかけるナベクラ沢先に泳ぎの瀞場。

10月なのであんまり泳ぎたくなくて薮から巻こうかなと思案しているうちに、タスクさんはさっさと泳いで行ってしまった。。

ナベクラ沢先の瀞
5連の滝は最初のハイライトだ

しばらくはゴーロ歩きが続くが、Co660の大滞沢を超えると一気に花崗岩が卓越してきて俄然らしくなってくる。滝沢出合にある5連瀑はとても特徴的な滝で皆の歓声がこだました。

陽が差し光り輝く荒川
大好きな荒川に来れて嬉しい

いよいよ陽が差し込むと、荒川は信じられないほど美しく、他の朝日の沢と比べても岩は一段と白い。

いつも陰鬱で絶望感漂うゴルジュで奮闘しているタスクさんに陽の成分を摂取してもらおう。

ポムチム理想とする渓谷
完璧な荒川

荒川の中間部はまさにポムチム理想の渓相! 朝日最難の毛無沢は10月だというのにドデカいスノーブロックが3つ残っている。 

Co700の右曲部は200m近い側壁滝がかかる
空の青よりも美しい水面

2度目の荒川でもこの渓相がもたらす幸福は不変だ。このキラキラの水面に自分が沢登りをする理由が全て詰まっている。 

曲滝を試登するタスクさん

曲滝は逆光のタイミングであり、昨年のような美しい釜は見れなかったが光芒が神々しさを際立たせている。

タスクさんは下段を登り上段の偵察に行った。 まさか直登する気!?

しばらく偵察した後、飛び込みで戻ってきた。あまりにも自然に、躊躇なく飛び込んでいるが、7mくらいの高さがある。

ポムチムには真似できそうにない…

滝はあっても快適遡行
綾滝の滝身を潜る

荒川の遡行は極めて快適なもので、みなさん実力者なので滞ることなく進む。 綾滝は定番の滝潜り!

超瀑水に打たれて煩悩も吹っ飛ぶぜ!

唯一のロープを出して巻くゴルジュ
予報通り、お昼前に曇ってしまった

昨年はくずみんがリードで登った巻きのゴルジュ。 水路の先の3m滝は泳いで取り付けば登れそうだが、この先にも2段のハングしたゴルジュ滝がある。 

今回も定石通り、ロープを出して逆走の右岸スラブからまく、今年はKCリード。 ここだけはやはり悪い…

逆走スラブは土が被っていてスリッピーだし、段差のハイステップも辛い。KCリードありがとう。

やはり圧巻の大滝のゴルジュ
大滝は朝日を代表するゴルジュ景観だろう

西俣沢出合には真新しい焚き火後があった。そして大滝のゴルジュだ、荒川で最も美しく険しい景色だ。吸い込まれそうなほど深く碧い釜を持っている。

大滝も昨年と同じ左岸巻き、昨年と同じルートで最後は懸垂下降で沢に降り立つ。

この時にグロメット製ロープバックの使い方を教わったが、懸垂下降の時にとても便利だと感じた。

大滝ゴルジュを超えてしまえば、中俣沢出合まで難所はなく出合には13時過ぎに到着した。4人ptなのにめちゃくちゃ早い…

10月とはいえまだまだ時間が余裕なため、中俣沢を行けるところまで進むことにする。

中俣沢を進む
いくつか見事なヒョングリ滝がかかる

中俣沢はCo950まで急なゴーロが続くが、右曲するとゴルジュっぽくなり、手頃な滝が連続する。

なるほど東俣沢よりも確かに登攀っぽいが、総じて快適だ! 見事なヒョングリ滝が2つほどあって景観も楽しめる。 実に爽快でいい沢だ!

滝が連続して爽快な中俣沢
岩岩しいゴルジュへ

一層岩岩しいゴルジュになるが、しばらくは典型的なゴロジュ。 だがこの先から轟音が響いており、ナニかある気配…

ゴルジュを塞ぐ18m大滝
中俣沢最後の大滝20m

ゴルジュ最奥には2条18mのイカツイ見た目の大滝がかかる。見た目と裏腹に意外に登りやすいが、岩のトラバースがやや悪い。

ゴルジュは開けるが、最後の大滝が待っていた。 左岸枝沢から露岩を伝って巻いていくが高度感がかなりある。場合によってはロープを出したほうがいいかもしれない。

Co1100で大きな河原となり、左岸からは最も遡行されている右沢が出合う。この右沢が最もポピュラーなルートで、直接中岳に詰め上がるが我々はちょっと色を出して一本上流の中沢を遡行することとした。

中沢出合のちょっと手前(Co1150)が平場になっていて、ここで幕営することにした。

薪も集まって、宴会開始! バニさんの担いできてくれた肉を主菜にヤル。焚き火を囲んで最高に楽しいひと時を過ごす。が、降ってきた雨が水を差し、タープに駆け込んでお開きとなった。

この夜は断続的に結構な雨が降って、タープを叩く雨音に何度か目を覚ましたのだった。

巻き途中からゴルジュを振り返る
中俣沢はCo1100台で3本の沢へ枝分かれする

10/5  Co1120幕営地(7:30)-稜線(10:00)-大朝日岳(11:10)-針生平(16:30)

Co1150で左岸からの中沢はいきなり20mほどの滝で出合っている。この滝は、ややボロ目の左壁から登る。

ここからは滝、滝、滝である。 

中沢(仮称)は20m滝で出合う 
いきなり滝の連続

Co1250までずっと滝が続くが、中には一癖あるものもある。

Co1250ではまたも二俣となっていて、2:1で左手の沢が水量が多い。 おそらくちら側が荒川中俣の本流だろう。15mほどの滝もかかっていて気になるが、こちらの沢を詰めた場合下山がかなり遠ざかるので水量の少ない右手の沢を進む。

100mほど連瀑を登ると
見事な紅葉の稜線へ

沢のスケールは小さくなったが、滝が多くかかる。 しかしガッスガスとなってしまい少々残念。

最後の方まで水は枯れずに、紅葉真っ盛りの藪を10分ほど漕ぐと、無事登山道に抜けれた。

眺望はなくガスガスの大朝日岳
高身長ほど恐怖度が増す釣り橋

こんなガスガスの天気でも大朝日岳は賑わっていて、小屋にはたくさんの人が休憩していた。

大朝日山頂で記念写真を撮って、さていよいよ本番の下山ですわ。 昨年の悪夢がリメンバー

今回は秋なので暑さは全くなく、ただただ長い。 大朝日山頂から大玉沢出合まで4時間かけて下山。

恐怖の吊り橋をこなして下山完了!!  いやぁ〜楽しかった。 やはり朝日の沢がイチバンですわ!

風呂はすぐ近くのりふれ ここは20時までやっていて、安くてよかった〜

飯は金ちゃんラーメン小国店 小国は結構くるけど温泉も初めてだし、ご飯もほとんど食べないが金ちゃんラーメンは美味しかった!(背脂ラーメン)また来よう 最後までとても楽しい山行だった。

タスクさん、バニさん、KC今回はありがとうございました!

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