最上川の源流 松川
2022.8.21
最近ハマっている歌はCocteau Twins のCherry-coloured Funkです!!この浮遊感がたまりませんな〜
シューゲイザーが好きな人はぜひ!
てことで、今回は東北最大の河川最上川の源流に当たる松川に行ってきました パートナー見つからずに単独になってしまったけど、特徴的な変な水の色、多くの滝が楽しませてくれとても面白かったですよ この川は中津川、塩ノ川と並び吾妻三渓谷の一つで、中でも最難なんてよく聞きますが、別に難しくないので大丈夫です
下山予定の大平温泉駐車場よりちょっと手前にマウンテンバイクをデポします、これは下山時にダウンヒルで一気に戻るためですね しっかしこの大平温泉へ向かう林道がエグすぎるって〜 だいたい舗装されてるけど、ヘアピンカーブがえぐい角度・超急勾配な上に離合不可な幅員 ガードレールがなく直崖みたいなところもあってヤバスンギ!! まじで運転自信ない方はやめた方がいいです これほど痺れた林道は、安倍奥の方のスイッチバックが必要な林道と伝説の内唐府林道以来かな。
なんとか無事にチャリをデポしてきて、大平神社のちょっと先に駐車 アブが多少いるけど 個人的に「居ない」と言える範疇 7時半遡行開始
適当に踏み跡進むと矢沢との出合いだよ まだ日陰だからよくわからないけど確かにミルキーブルー? でも想像より綺麗じゃない尿前の方が全然綺麗なブルーですね
矢沢出合から早速美渓であり、ナメ、釜が続く ヌメリに関してはほとんど感じないな〜 沢の規模も大きく、さすがは最上川の源流って感じです
しばらくは簡単な小滝とナメを堪能していると最初のポイントとなるひょうたん淵の15m滝が出現
淵の真ん中が窄まって確かにひょうたん型である しかしこの水の色 ミルキーブルーといえばまぁそうなんだけれど。。
都市型の排水が多い河川の色にしか見えない。。正直全然綺麗じゃないってのが本音笑
さてここの巻き、60mくらい手前にある淵の近くまで戻って、右岸の泥ルンゼを使って巻きます 途中からかなり傾斜が立ちはじめ足もずるっとするのでチェンスパ装着 多少灌木が遠いところあるけど、か弱い灌木を頼りに尾根まで上がり、少し進んだあたりからガリーを使って下ると懸垂なしで簡単に沢に復帰しましたね! チェンスパあれば難しくないです
おりたそこは、側壁から水が滴る幻想的な場所 ちょっとのゴーロを歩くと またまたゴルジュっぽくなる 沢が屈曲する先には15m滝と左岸枝沢から12m滝が落ちるいい感じの空間 本流15m滝は手がつけられず、左岸の枝沢にある滝を登って巻きますね
15m滝の上流もナメ多くて良き すると、前方にすだれ状の滝が2本見えた これが三俣だ素敵空間だと思う 左側の本流の滝は7mくらい右岸をへつって超えました
三俣の上もナメ滝があるけどラバーソールで簡単に登っていきます すると飛沫に陽が差し込み神々しくなっちゃってる18m滝がエンカウント 左のバンドから越える この先はナメと単調なゴーロがしばし続きました
ひさびっさの滝は2段の17m級滝で、一見こ巻くのも難しそうな地形だけれど左岸から木の根っこが繋がってわりかし楽に巻けます〜 なぜかこの辺はゴミが多くて萎えた この松川、全体に上流の温泉施設からのゴミが多く パイプ 鉄屑など散見されてしまい沢の良さをかなり損なってしまっていますね 渓相が素晴らしいだけに、ちょっと残念です
この先すぐに現れる最大の40m大滝 これは見事な滝でした〜 もうもうと飛沫をあげて黄色っぽい岩盤がぐるりと囲む様は沢の盟主たる貫禄を感じる そんな滝でしたよ
右岸の灌木を頼りに結構急な木登りをします ここは落ちるとまずい角度なのでロープを出してもいいかもしれませんね
最後は滝の落ち口真横のスラブをちょっとビビりながら横断すると明るい上流が見渡せました
滝の上はなかなか綺麗な景色がしばらく続いてましたね
ここは怒涛の滝ラッシュで、続くは2段20mのいかついトイ状の滝 右壁から乾いた部分を容易に登れてよかったですわ
この滝を最後に癒しの渓相へ変わり、しばらくはのんびり遡行でした
やがて明通沢が右から出合い、以降ミルキーブルーは消える 明通沢と松川本流が混ざり変化を起こしあの色となっているようだ。 ちなみに明通沢の沢水はマジでまずかった!!!! 本流のは飲めました
明通沢の出合以降は松川は澄み切ったグリーン色となり淵連続しだす 二つ目と三つ目の顕著な淵は泳いで超えた
短いながらゴルジュ突破感も楽しめて嬉しいポイントだ! 夏なら思い切り泳ごう〜
平凡になり、野湯あったらしいが全然気がつかず残念 そしていよいよ現れた松川ゴルジュ ほ〜これは圧巻ですな!
広い河原からいきなりゴルジュとなっている が、かなり短い模様 出口が見えている ここは東北有数のゴルジュスポットでこの100m足らずの短いゴルジュを突破する目的でわざわざ遠路はるばる来る方もいるようだ!
全然突破できないし、する気もないんだけど ちょっと寄り道して覗き見る F1は左からへつってくと簡単に越せる F1は2段構成で上段1.2mをまたいで越えると ゴルジュ内部に すぐにF2の4mが轟々と落ちる 右手には残置ハーケンと古い青いスリングが見える これをトラバースしたのか…? 試してないからわからないけど、このF2はポムチムでも超えれそうに見えました 奥にちらっと見えたF3が厳しそうですね 戻って右岸から高巻きます この巻きはちょっとルーファイ必要です
沢に復帰するとゴルジュの出口がすぐ見えて、覗き込むと最後のF4 2段4mは容易にクライムダウンできたので、F3の上に行ってきました んんF3はかなり厳しそうですね 戻って遡行再開 綺麗な淵でちょうど12時 冷やし担々麺をお昼に食べました
さてひと泳ぎふた泳ぎすると、吊り橋と立派な建屋が見えてきましたね あれが大平温泉(休館中) こんな山奥によくもま〜立派な建物作りましたこと 現在改装中 時間が有り余ったので、先にある火焔滝まで行ってみることにしました
大平温泉から10分強で火焔滝に到着 柱状節理が見事な名瀑でした この上流にも剣急滝とか燕滝とやらがあるようです
さて今日の遡行はここまで、大平温泉に戻り吊橋を渡って、急な林道を登ります デポしたチャリに無事到着 ちょっっぴりお楽しみのダウンヒルだ〜と思ったら は!?!?!?パンクしてる!? まだ乗ってもいないのに!?
どういうこと!? 意味がわかりませんでした デポした時は確実に空気は入っていたのに、なぜか乗る前からパンクして倒れている。。 誰かにいたずらでやられたのか、究極に最悪なタイミングで勝手にパンクしたのか 真相不明だけれどもうチャリは使えないから引いて歩くことに 死ぬほどムカつきましたね 以前も林道ですぐパンクして、このマウンテンバイク山で役に立ったことほぼないどころかお荷物になることばっかり。
あーあ、林道長いかな〜と思ったら案外歩いても大平神社まで1時間ちょいなんで、そもそも怖い思いしてこの林道を車で走ることもないと思いました⚪︎
松川は名瀑が多くて滝屋には必見の沢でした! 内容も濃くてGOOD ゴミさえなければさらによかったです 今週も楽しい休日でした〜