朝日連峰 野川 五貫沢(ガッコ沢)
2024.8.10-11
今年のお盆は台風が来るらしい!! なんか毎年そんなこと言ってる気がするけど…
3泊以上の沢旅を計画していたけど、断念して朝日連峰南面の野川・五貫沢のガッコ沢を中澤さんとくずみんで遡行した。ちなみにガッコ沢というのは同じ朝日連峰において岩井又川にもあるが全く別物です。
くずみんのYouTubeもご覧ください!!
平岩山や祝瓶山を水源とする野川流域は、沢が五万とある朝日の中でも結構マイナーであまり記録がない。果たしてどんな沢なのかな?ワクワク
今回の起点となる祝瓶山荘までは木地山ダムの先に続く超悪路の林道を進む。1箇所本気でやばいところがあり、ハスラーが斜めに40°くらい傾いていた。
くずみんと中澤さんは車をぶっ壊す覚悟を持っているためゴリ押しで進み、なんとか祝瓶山荘に到着。小屋の目の前から湧き水がこんこんをしていて雰囲気はとてもよろしい。
車を降りて早速準備をしていると、やはりアブの大群が襲来。 ま、お盆だしね。
まずは祝瓶山の登山道を進む。モンベル協賛の吊橋を渡った先で登山道を離れ、堰堤まで続く野川右岸の廃道をいく。 ところどころ不明瞭だったが、なんとかなるレベル。
堰堤から野川に入渓するや否や、やっぱりアブ地獄。 ま、お盆だしね…
五貫沢までのゴーロは非常に長い。いつの間にか釣り師になっていた中澤さんが釣りをしながら進む。型のいい黄金岩魚を2匹かけた。 ならばとくずみんも沢を出すが、安定のBOZU!どうやら楽しい沢登りが始まったようだ。
Co770で右岸からヌルミ沢を分けるといよいよガッコ沢だ。長いゴーロ歩きにも飽き飽きしてきたことようやく朝日らしい花崗岩が目立ってきた。
ゴルジュは浅いが渓相はとても美しい。快適に遡行していると地形図上で二筋滝とあるところはナメ滝がかかっていて特に滝という感じではない。 その先Co850の二俣がまさに二筋滝だ!資料によっては三筋滝だったり両門の滝だったり訳わからないが、見ての通り二筋だ サイズは中規模だが、綺麗に並んで落ちる直瀑で一級品の景観だ。本流は左のちょっと小さい方。左から高巻いて行こう。
高巻いた上はゴルジュになっていて、水に浸かって進む。CS滝では突っ張り上手な中澤さんからお助けをもらって超える。朝日はどの沢でも言えるが水がめっちゃ綺麗!
この先も滝がぽんぽん出てきてとても爽快。朝日の沢は本当に楽しいね〜 あ!見附荒沢以外は!
Co.940で一旦滝場も開けて、穏やかなゴーロになった。まだ早いけどこれ以上進めばテン場の保証もないので今日はここまで! 岩魚焼いたり、ゴロゴロしてのんびり過ごした。
2日目 後半戦は綺麗なゴルジュ8m滝から始まる。 朝イチなのでロープを出して左壁から登っていく。
正面イカつい沢があると思ったら、支流の越口沢だった。ここで水量は二分され左岸側が進むガッコ沢だ。
早速SBがゴロゴロしていて、谷はV字となる。先には悪相の2段20m滝が控えている。
2段20m滝は左の草付きから高巻くが結構悪い。2pで滝上まで伸ばした。これさえこえて仕舞えば、あとは快適。15m滝では滝裏をくぐったり、爽快沢登りだ!
Co1300の二俣では両門の滝となっていて、水量が少ないながらもなかなかいい感じ。 ここは登山道に近い左沢を選択。 出合のナメ滝の上もいくつかの滝がかかっている。
沢の詰めは標高差200m程度で大したことないんだけれど、かなり急なためめっちゃ疲れる。おまけに蒸し暑い… やっと登山道に着いた頃にはへろりんちょ
先週もきた平岩山によって下山開始。 間違いなくガッコ沢で一番辛かったのはこの下山。特に大玉山の登り返しはとても急で、草を掴みながら登る。まるで沢の高巻きをしているような感じ、先週同様ポムチムは下山中に昇天した。朝日はこの下山がたまらんのよ。それだけ奥深いってことですな。
中澤さん、くずみん ありがとう!!