谷川岳 赤谷川本谷
2025.8.30-8.31
赤谷川本谷は湯檜曽川、万太郎谷と並んで谷川岳を代表する銘渓として知られている。
赤谷川へは昔、裏越ノセンをクズミンと見にきたことがある。沢登りを始める前のことだからもう6.7年前になる。 正直ほぼ記憶になくて、いつかちゃんと来たいなと思っていた。
今回は赤谷川遡行の計画に、師匠:江戸切子さんが乗ってくれた。
ポムチムの住む仙台から谷川地域はクソ遠い…てかなんなら出張中で秋田の男鹿半島からだからほんま遠い!
東北道をちんたら南下してたら走行側にかかわらず煽られまくる。全員逮捕されないかな。
高崎ジャンクションあたりで気が狂いそうになり、赤城PAでパン一で寝る。夜中なのに暑すぎ
谷川インフォメーションセンターで江戸切子さんと集合。いつのまにかインフォメーションセンターの駐車場も200円を取るようになっていた。
4.5ヶ月ぶりに江戸切子さんに会った瞬間「顔めっちゃ大きくなりましたね!」と言われた。いい朝だ。
短い間に太りすぎたわ…
8/30 川古温泉(6:00)-裏越のセン(10:44)-ドウドウセン(12:30)-1400C1(14:52)
インフォメーションセンターに車をデポして川古温泉に向かう、これが地味に遠い。
準備して出発するも、間違えて小出俣林道に行ってしまう。15分ほどロス。
ヒルが大量にいると噂の赤谷川林道は小さいヒルを数匹程度見かけただけ。笹穴沢の時も1匹も見ていないから谷川本流の方と比べて全然少ない印象。
林道終点から登山道を歩くが、道が結構悪くて疲れる。 赤谷川の渡渉点まで川古温泉から2時間のアプローチだった。
入渓してすぐに15mほどの直瀑:マワット下のセンが現れる。 周囲の岩盤と共に見事な景観だ。
濡れた部分はヌメりに注意しつつ、左壁を登っていく。 乾いた岩はフリクションばっちりだ。
マワットのセンは10mほどで幅広い滝壺を持っている。 右壁から取り付くが、凄まじいヌメりに思わずたじろぐ。 慎重にタワシで磨きながら滝上へ抜けたが、想像よりも悪くて みんなこれをフリーで登ってんだから信じられない。
その後しばらくは平凡だが、徐々に見上げる高さの巨岩地帯となりこれがまた結構めんどくさい。
巨岩帯をこなすといよいよ壮大な右岸側壁が聳え立つ。これは凄い景色で、とても感動的だ!
裏越のセンとの対面は近いようだ。
裏越のセンは2段60mの巨瀑で谷川連峰を代表する名瀑! 2回目の訪問でも感動する壮大さである。
滝身は影の中なのが残念だが、その姿形や滝前の規模感は山域屈指の瀑布としての威厳を感じる神々しさだ。
僕ら二人は滝屋(滝の写真を撮ることや滝見が大好きな人々の総称)出身なのでこんな大きな滝を見れただけで大満足。
裏越のセンは左岸のバンドルートから超えていく。バンドが一段高くなるところからロープを出す。スッパリ切れ落ちていて高所恐怖症のポムチムはおっかなびっくりだったが、カムはよく決まるし、難しいクライムはなくて安心。
落口の窪んだところでハーケン支点を作って江戸切子さんを迎えた。ここで後続パーティが来ていて、笛のコールが交錯する。
裏越のセン上段は右岸のルンゼから樹林帯へと巻き気味に通過した。人気沢なだけあって、分かりやすい踏み跡になっていた。
上段落口からの景色は見事で、上流の渓相も素晴らしい! 流石に名渓という他ないでしょう。
快晴の青空と白い岩が眩しい。この裏越のセン上流の景色がこの沢の最も美しい区間だと思う。
ドウドウセンの門番滝は右から登って、ドウドウセンG滝とご対面。堅固な岩盤を断ち割るような姿で、結構デカくてかっこいい!
右壁のハンドトラバースで登るらしいが、人工登攀のセクションもあるらしい。
巻きしか頭にないので、手前の左岸岩棚から巻く。急傾斜だが、しっかりと段々になっていた。50mほど岩棚を登り、トラバースすると斜面に大きな木が生えるバンドに当たる。ここは割としっかり目に踏み跡がついているので間違えないと思う。
沢に近づくとめっちゃ細いトイ状のD・E滝あたりの真横に出る。幅1mもないような切れ込みになっているが、深くはなく、両岸とも緩い地形なので巻きは楽ちん
大きめ目のC滝が眼下に見えるが、わざわざ沢に降りて右岸を巻き直すのは面倒なので、そのまま踏み跡をつかって巻いていく。 すると見晴らしのいい草付きとなり、B滝前へは懸垂下降で簡単に降りれそうだ。
しかし、そのまま巻いてドウドウセン上へさっさと向かった。
ドウドウセンのA滝は通称「口無しの釜」と言われている。上段の釜と下段の釜が岩の下で繋がっている天然サイフォンだ。 見た目のインパクトはそれほどでもないが、平坦な河原から突然ゴルジュと変わる様は興味深い光景だった。
そしてドウドウセンより上流はこれまでの険しさから打って変わって、非常に穏やかな沢となる。
この源流区間は癒し系の極致と言えるレベルに綺麗だった。
穏やかな渓相の中にかかる6m滝は右岸からへつって超えるが、これが微妙に難しく、江戸切子さんは迷いなく泳いで滝を真正面から登っていたw
Co1400付近の河原は広くて幕営に適しており、ここでタープを張って焚き火を灯した。
ズボンがとんでもなくボロボロになってしまったので焚き火にくべて燃やした。
江戸切子さんは防水パッキングを一切しないまま泳いだので、中のシュラフも何もかもびしょ濡れになっていたようだ。。
8/30 C1(6:43)-オジカ沢の頭(10:12)-谷川岳(11:03)-インフォメーションセンター(13:07)
雨も降らず、害虫もいないとても快適な夜だった。 谷川周辺は夏でも害虫が少ないのはなぜなんだろう?
朝靄が立ち込める中、いよいよ赤谷川源流に踏み込む。
朝日が差し込む赤谷川源流は訪れるすべての人を魅了するという。まさに天上の楽園! 谷川においてこれほど美しい源流は他にないだろう。
ここで後続パーティとスライドし、ブナの会のますおくん達だったことが判明。談笑していると奥の二俣でもう一パーティがいた。彼らは谷川の方から尾根を超えて赤谷源流で泊まったようだ。
案外泊まれるところは少ないが、赤谷源流で泊まるのは最高だろう。 めちゃくちゃ素晴らしいところだったので、また秋にいつか来よう!
詰めは2pt4人と別に登山道から遠くなる方の沢を選択。 この沢はなかなか綺麗だった。
水が枯れてきてパヤパヤの笹藪を漕いでると避難小屋でまた先ほどの4人ptに会う。しばらく談笑して、先に進む。オジカ沢の頭につく頃には完全にガスガスになってしまい、全く眺望は聞かないが涼しく、快適に谷川岳まで辿り着いた。
さて、下山だがロープウェイに乗る金なんてないワープアポムチムは西黒尾根で下山。リッチマン江戸切子さんは迷うことなくロープウェイ下山した。
赤谷川は非常に見どころが多く、谷川屈指の素晴らしい沢だった。
特に源流区間の開放感は日本国内でも稀有な美しさだと思う。
江戸切子さんありがとうございました!!!









































