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2022-05-29

東沢 東のナメ沢

2022.5.29

今日は昨日に引き続き、てるさんと渓たそと沢登りDAYだ! 快晴予報でルンルン気分 泳ぎにはまだ少し早いからスラブの沢に行こうということで奥秩父の東のナメ沢に決定した!

前々から結構行きたかった沢で、奥秩父にありながら上越のスラブ沢にも比肩する300mにも及ぶ爽快なスラブ登攀が楽しめる沢なんだとか!

まずは、西沢渓谷の遊歩道を歩いて、東沢の出合を目指す これが地味に遠くて嫌だ

4人組の沢屋と話すと僕らと同じ、東のナメ沢が行き先だという。 談笑していると、なんだかこの人たちブログで記録読んだなと思ったら、愛知の豊川山岳会の面々だった! お疲れ様です!

東沢に入り、巻き道を進む 立派な登山道のようになっていて、わかりやすい! 眼下にF1を見ながら進む。

昨年何もできなかったホラの貝は大高巻き道が整備されている。 かなりの激登りでめっちゃしんどい!!

その先で沢床に降りて歩いていく。東沢はめっちゃ綺麗な沢で、上流の釜の沢や金山沢に行ってみたくなった!

東沢 水がすごく綺麗だ!
すごい岸壁!

大きな釜や、すごい岸壁があり名渓の貫禄! 沢登りの起源とされる東沢 素晴らしきかな!!

水が非常に綺麗〜
東のナメ沢が見えた!!

駐車場から歩き始めて約2時間、へばってきた頃にすごい高さから落ちる巨大なスラブ沢が見えた! あれか〜 と興奮を隠せない 遠目に見るスラブは乾ききっていてとても快適そう! 出合でガチャガチャを準備する。

出合 
スタスタ登れる

下部はスタスタ登れる、途中で流水をまたいで左側へ移動 全貌が見えた! す〜ご! 

しばらくは、スタスタ行けそうなので、傾斜が急になるまで進むことに よく見ると2人組が先行している。 

300mナメ全貌
綺麗だ〜
かなりでっかい!

スラブはフリクションバッチリでなんの問題もなく下半分はクリア 徐々に傾斜が急になり始めるが、もう少し行けそうな感じ

随分登ってきた
1ピッチ目の開始点

明らかに傾斜が増すなというところには、ボルトが三つ ここからロープを出すことにした!

渓たそが採用したクワッドアンカーシステムなるもので構築 恥ずかしながらダブルロープをちゃんとした正規の方法で使用するのは初… ちゃんとできるかな? ドキドキ! この傾斜ならいけると踏んでリードを申し出たので、行ってみることに!

サワタビでペタペタ まずはクラックに沿って左上し 灌木で切り返して スラブを進む 数える程だがボルトが打ってあり、1箇所ハーケンも決まった  残り5mの合図が聞こえたところでハーケンが固めうちされたところでピッチを切った。

でもここできるとかなり微妙なことになった。

目もくらむ高さ!
2人同時に登ってくる

ちょっとの時間差を開けててるさんと渓たそが登ってくるが、ロープのたぐりとまとめるのが全然綺麗にいかない、めんどくさくて適当にやってたらごちゃごちゃに絡まってしまった… 後ろから豊川山岳会の4人も到着し、お待たせしているのがわかる。 

2ピッチ目は10mもあれば終わるような感じ 左上した灌木でピッチをきる ここは二手スラブのフリクション勝負のところがあって少しスリリングだった。

2ピッチ目 中間支点はなし
3ピッチ目のトラバースを見やる

2ピッチ目をきった場所はテラスになっていて、ロープを一つしまう。 ダブルロープの同時登攀は慣れてなく余計に時間がかかる。 3ピッチ目は4段目?の直下まで、ここは濡れていると激悪らしいが、今日はいたって快適 乾いていれば、ロープを出すまでもない簡単なところだった ビレイはカムとアングルがバチ効き

3ピッチ目
ポムチムが漏れた写真

4ピッチ目はスラブというよりも滝であり、傾斜は強い 渓たそがニコニコしながら近づいてきて、ここは俺が登るわ〜 とニコニコしながら言ってきた どうぞどうぞとゆずる ここは残置が豊富で、カムも決まる 草が詰まったクラックから登り、両手で掴むガバで一気に体を引き上げる 今回は左に見える灌木へトラバースし、数m登るとまたもスラブが6m続いて、樹林帯でビレイ 渓たそはニコニコで美味しいところあざっすと満足げだった ここは楽しい一登りで快適!

4ピッチ目 渓たそリード
4ピッチ目 途中から見下ろす 

さて最後の一段は、右から登る やや急なスラブでアングルで中間支点を取るまではちょっと落ち着かない感じ

最後の一段 右から登る
登り終わった!

登り終えて休憩! ふ〜楽しかった! 想像していたよりもずっと快適に登れました〜

お疲れさん
まだナメ滝が続くよ

300mスラブの先もナメがあり、すぐに2段の滝があるが登れないため、左から巻く 

石ころが多くてボロくなる
一の沢出合い

2段滝の上にもすぐに大きめのナメがあり、継続して左から巻いていくと、右手から一の沢が出合う 水量は少ないが、高低差からも詰めは一の沢を選択 ボロいナメがずっと続き 傾斜がかなりあるために息が切れ切れ。。

一の沢も上部で崩壊した滝(右)と、左の樹林に入る二俣となるが、今回は樹林の方を選択 途中少しいやらしい滝などがあるが藪漕ぎもなく無事に登坂尾根の登山道と合流!

シャクナゲがよく咲いていた!
鶏冠尾根はかなり険しい!

下山の登坂尾根はめっちゃ険しい尾根道で、御神楽岳の栄太郎新道以上だ!! でも眺めは最高で馴染みのない奥秩父に山々をてるさんに教えてもらいながら同定した! 特に国師ヶ岳の貫禄は素晴らしかった

途中から歩きやすい尾根道になりペースアップ 無事に16時前には駐車場に戻ってまいりました!

東のナメ沢はアプローチと下山がちょっと面倒だけれど、内容充実、景色最高のとってもいいルートでした 本流の釜の沢周辺もいつかは行ってみたい気持ちになりました〜 渓たそ、てるさん お疲れ様でした◎

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