泥湯三山縦走してきた
2023.2.11
ご無沙汰しております、ポムチムです
2ヶ月以上山行ってませんでした、久々に山に行き始めたのでぼちぼちブログ描こうかなと思いましてね
自分は山が全て!みたいな人間じゃ全然なくて、むしろ最近は山以外の充実の方が大事だったりします普通に。
だってそうじゃないですか、もう30目前なんで普通に結婚とか考えますよね。その候補がこれまた一人もいないとなるとちょっと焦るじゃないですか。 先ずは彼女欲しいなと思って、3ヶ月ぐらいマジで頑張ったんですけど、全然うまくいかなくて一旦落ち着こうってなっちゃいました。 ほんと難しいですね〜
趣味で山がちょっと好きでたまに登山とかします。何て言ったらその時点でちょっと変人扱いされますから
まぁ、クソどうでもいい話ですよほんとに。
そんで2月5日に葛見さわさんとM氏で久々に登山しようということになって飯豊と吾妻の間にある飯森山を目指したんですが、途中から吹雪になって、鉢伏山で敗退 ほぼ何も見えず、心の目で飯森山や飯豊を感じ取りました
でも楽しかったんですよね〜 登山ていいな〜と心から思いました。 山はいいなぁ ちょっと離れると良さが際立つというか、没頭するよりこのくらいの感じでいいなって思いました。 ま、没頭って言ってもそもそも大したとこ行ける訳でもないんですけど
そんな感じで、また山行きたくなって割と天気が良さそうな土日だったので、みっちり2日間山行こうと決めて2/11は泥湯三山にしました。 泥湯三山知ってますか? 位置的には栗駒の西20km 虎毛の北10kmのところにある1300m級の小安岳、高松岳、山伏岳が成す小山塊です
第四紀の新しい火山で近くには川原毛地獄や秘湯の泥湯温泉などがあります。 冬でも泥湯温泉まで除雪されてるのでなかなかアプローチいいです
泥湯三山はかなーり地味やお山なんですが、日帰りで一筆縦走もできて東北の冬山が好きな人にはオススメですね。八ヶ岳✨!とか北アルプス✨!みたいな感じの方には一生縁がない感じのお山です笑笑
まぁでも、内容的にも登山というより山スキーの方がいいんでしょうね 自分は持ってないしできないからいつも通りスノーシューでした。前日は南岸でドカ雪だったのでラッセルが本当にきつかった〜
なまった体を這う這う動かしながらなんとか稜線へ ガスが上がるかと思ったけどそんなことなく、泥湯三山一座目の小安岳(おやす_だけ)はガスでほぼ何も見えず。それでも時折雲の切れ間から射す光が雪面を照らすとそれはもう久々の景色に感動でした。
小安岳を通過して、ガスが晴れないんで諦めようかと思いましたが、時間もまだあるしと、中心部の高松岳に向かいました。
まぁまぁな突風とガスでよく見えない稜線の歩きはちょっと怖かったです、でも山頂が近づくとパッと視界がひらけてガスが抜けてくれました〜! 嬉しかった〜 やはりスカイブルーと雪山のコントラストは最高です
避難小屋はかなり年季入ってていい感じ 地図上では山頂が小屋のところみたいだが、実際の山頂は南に200m行った先のよう
高松岳に登頂〜 晴れた山頂は嬉しいね 周囲の山々は雲に隠れよく見えない さっき通過した小安岳さえも未だに雲の中
きっと、晴れてたら虎毛や栗駒、神室連峰がすぐ近くなので眺望できるはずでしょう
さて、ここで帰るか、山伏岳も行って縦走するか 正直疲れたから帰る気満々でいたけど よくよく考えると労力的にあんま変わらない気がして縦走続行 広大な尾根をば〜っと駆け下ります
山伏岳のコルは吹き溜まる地形で稜線上にも関わらず激ラッセルを強いられて悶絶 遅々として全然進まん!
手前のP1261から振り返れば高松岳が堂々としていて励みになる また下って、最後の登り 左の尾根は急で避けて登った。
ここでも腿まで埋まるラッセル 最後は怒号とも言える叫びとともに踏ん張って登り登頂 硫黄臭がプンプン 川原毛地獄からモクモク湧いたガスが雲に取り込まれて流れてきている 山頂なのに温泉感抜群の不思議な感じ
山伏岳は南東に100mほどの絶壁を形成していて、冬に雪がつくと東北では非常に珍しいプチヒマラヤ襞ができるんです。
さて山伏岳では、雲の支配がより強くなって、よく見渡せない 雲以下にある茫洋とした低山だけが望めた そのまま北東方向へ泥湯温泉目指して下山する。
下山が地味に大変で、本当に緩い尾根かつ吹き溜まる地形でラッセルがひどく高速下山ができない… なんなら下山が一番大変でしたね やっぱりスキーでくるのが一番いいかと…
最後は林道をショートカットして無事に縦走完了 久々の一人雪山登山、かなり充実しました
泥湯三山は標高700m (泥湯温泉)まで車で来れて、アプローチも至近 条件が良ければ割とお手軽に雪山縦走ができるオススメの山です。 降雪直後はラッセルがきついけど、それも楽しいです。 地味だけどいい山、それが東北地方の山の良さであって真髄でしょう!笑