秋の東北美渓旅 春川周回②
10/21
6時くらいに起きて焚き火にあたりながらのんびりと準備。
夜は寒くて何度か目覚めたが、十分に体は休まった。
photo by tkoさん
写真右側の直進する川が西ノ俣沢、テントの方から流れてくるのが春川本流、ダイレクトクーロワールの方。
今日は直進する西ノ俣沢へ入る。
勾玉のような形の淵。
西ノ俣沢はずっとナメのような感じの沢。
時折小滝が現れる。
癒し系の沢である。
15mくらいの立派な美瀑は左からの巻き。
落口から
その後もやたらと狭いゴルジュやナメが続き飽きない内容だ。
コルに向かう枝沢に入り詰めていく。
虎毛山と戸沢山をつなぐ尾根状にある953の南西にある平坦地に出る。
数分で虎毛沢左俣の源頭に入り下り始める。ここは最高に歩きやすいナメがずっと続く。山毛欅林に囲まれ無限に続くナメに感動を覚えることでしょう。
photo by tkoさん
ナメはどこまでも続き、時折スプーンでえぐったような淵や段がありニッコリ!
左右から枝沢がどんどん入り水量もそこそこ増えてくる。
右俣との合流点が近づく頃にはゴルジュっぽい渓相になりヘツって釜を超えたりする。
途中でデカそうな滝の上に出るが、歩いて降りられる。今回は10mと30mのロープを持ってきたが10mを1度だけ補助的に使ったのみだった。
靴は絶対にゴムソールが良い。全体的に滑りはほぼない。
右俣と合わさり立派な沢になると、所々で美しい模様と、グリーンタフが織りなす驚異の美渓ゾーンが開幕する。
半分埋まってしまった大釜の滝。
始まった最高のナメゾーン。六角形の亀甲模様と紅葉、圧倒的水質の沢が創造する東北沢景色の真髄!
虎毛沢おそるべし、格が違うとある記録に書いてあったが、確かに格が違う。ここは本当に綺麗でした。
白い岩盤は、白というより銀色に光っているところもあって不思議な空間だった。
淡いグリーンがさいっこう!!
photo by tkoさん
ここを見るだけでも人生の宝となるような美しい沢景色。
まだまだ続く。
ここはまさに天国!!
神懸かってました!
ちょっと現実感がないほどに綺麗!
白いナメ区間が終わると黒っぽいボコボコの岩質に変わり、小ゴルジュが続いてゆく。
Co670で北から支沢が入る正面にある釣師が整備するテン場で2日目終了。
暮らせるみたいにモノが多くて、鍋やスーパーのカゴなどが多すぎて幻滅した。シーズン中は釣師の定宿なんだろう。
早速始めて、残りのウィンナーを焼いて食う! これだけでも最高ッ!
今日のtko飯は麻婆春雨と鶏肉の炊き込みご飯!なんとかって言ってたけど難しい名前で忘れてしまった。
今日も美味い!最高です!
がっつり食って、酒も全て飲み干したところで寝ました。
若干斜めってて寝にくかった。
10/22
雨音に目覚め、早出するが20分ほど歩いた時にハーネスと10mロープを忘れたことに気がつく。流石に取りに戻り結構ロスしてしまった。
赤湯又沢出合はそこそこ迫力のあるところ。上流と違って真っ黒の岩!
虎毛沢の水量もどんどん増えて太い流れになる。
最後の方まで綺麗なところが多い。
軌道跡についてから雨は本降りになった。
11時には車に戻り、夢のような旅は終わった。
その後、すぐ近くの「阿部旅館」に入浴、ここは過去最高の露天風呂だった。超秘湯感を味わえる。
仙台まで送っていただき、途中に寄った利休の牛タンで〆ました!!美味しかったです!!
念願の春川周回、亀甲模様、ナメ、釜、紅葉、エメラルドグリーン、美味いtko飯、酒、焚き火…全部最高でした、今年の沢はもう十分に楽しめたので思い残すことはないです。
tkoさんありがとうございました!
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