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2021-02-12

神室連峰 火打岳

2021.2.12

昨年、親倉見から目指し大尺山で時間切れだった火打岳にいってきた。

今回は行程がやや短い土内コースから夏道トレースで計画した。

ヤマレコ等の記録では登山口手前で除雪が終わってることが多いようだが、今回は嬉しいことに登山口の吊り橋よりもずっと先まで除雪されていた。ただし車は1台でもギリギリ停めれるか邪魔になるかの感じだった。

尾根に取り付くまでに沢を横断する必要があるが、雪が多く繋がっていたので容易に渡れた。

そして問題になったのは尾根の取付き、ここが恐ろしいほど急な雪壁になっていて150mほどマックス70°近い傾斜のある急な斜面だった。

幸い雪がモサモサだったのでスノーシューを蹴り込んで一歩一歩慎重に進み通過できた。

ラッセルもさほど苦にならず、順調に夏道をトレースすると大きく開けた先には神室山・小又山が望めた。

P1089に着くと、そこは白銀の世界 柔らかな雪の中にキラキラと輝く光の粒に誘われていく

今日は、自分一人 立ち止まると聞こえるのはドクドクと心音 雪が風に流されて雪面を撫でる音 霧氷が陽に照らせれパラパラと降り注ぐ音

一人の山では特に音を意識することが多い 複数人ではまず気がつかない、山が語りかける声

振り返れば、主稜線が盟主神室山へ向かって伸びている みちのくのアルプスと言われる所以

東北地方には飯豊・朝日を除くとはっきりとした稜線を持つ山地は少ないのかもしれない。

間違いなく今日という日は山に誘われている、そう確信して 心を弾ませながら

ほどなくして正面に火打岳が全貌を見せた、見た感じ危険なところはなさそうだ

さて最後の登りの基部へ来た、直上すると急な岩がありそうだ 右から岩を迂回して、ルンゼ状の凹地を行けば安全そう

多分、夏道もそこを通っているはず

鳥海山は麓まで真っ白!

主稜線に乗ればエビの大群がお出迎え 標高にして1237.8m 世間一般では低山と呼ばれる域かもしれない

でもそこにはこんなに美しくドラマチックな世界がある

これが冬の神室連峰主稜線 複雑に支尾根を分けながら小又山、天狗森、神室山、前神室山へ繋がる

山頂の標識もエビがたくさんついている

今日は穏やかな風だけど、いつもは突風が吹いているんだな

小又山は神室連峰の最高峰だが、冬は一際遠い存在となる。 日帰りで行くのはまず不可能だ、たどり着くには縦走しかないか

和賀に行った時もそうだった、稜線を見てしまうといつかは縦走しないと!という欲望が沸沸と湧いてくる。

火打岳から神室山までの尾根を歩かないことには神室連峰に行ったことにならない気さえしてくる。

鳥海山は相変わらず東北の王と呼べる風格 その手前のプリンの大群みたいな山が丁岳山地 ここも相当な奥深さを持つ山地

東北の中でも際立ってマイナーな山塊だろう

大尺山、杢蔵山方面 右手奥には村山葉山 さらに奥は朝日連峰の屏風が広がっていた

三脚を担いで来たので自撮りした

稜線の南端に位置する平たい山は杢蔵山か 山形盆地の先は村山葉山→朝日連峰→月山

時刻は10時前 こんなにいいお天気でさっさと下山するのは勿体無いので、昨年の最終地点である大尺山まで足を伸ばそう

1200m級の山でもエビは立派に育ちます

エビはイルカになった!

大尺山からは火打岳の凛々しく端正な山容が望めた

とりあえず 自撮り

ここから見るとまさに連峰であることが手に取るようにわかる

中先、槍ヶ先、杢蔵山 堂々の月山

一服決め込んで、戻ることにする ここまで来たら大尺尾根か槍ヶ先から親倉見に下山した方が美しいがタクシー代もバカにならなそうなので今回は往路を戻る。

帰りは火打岳は簡単に巻いて、基部のトレースに合流できた。

P1110.7へ派生する尾根があんまり美しいので、多少遠回りになるがこちらの尾根から下山することにした。

奥の台地状がP1110.7 この尾根は綺麗だ!! 最高の予感がする

思った通りに非常に快適な尾根で、雪庇の張り出しも大きくなく とても気持ちよく歩けた

下るにつれて多少細ってくるが、全く問題なく吊り橋にジャストに降りてこれた。

ありがとう!!

5:45 土内口の吊り橋→8:30 P1089→9:15-9:45火打岳→10:20-10:45大尺山→11:45 P1110.7→13:45 吊り橋

今回は除雪の状況も雪質も天気も何もかもが好条件だったので順調でしたが、降雪の後はラッセルも林道歩きもそこそこハードだと思います。

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