toggle
2022-04-23

ポカポカ陽気な世附

2022.4.23 法行沢遡行-悪沢下降

世附は丹沢にあってどこか丹沢でないような 森は美しく ナメや小さな釜が続く沢は穏やかそのもの 足元にはたくさんのヤマメが泳ぎ 新緑の木漏れ日が眩しいくらい輝く

ポカポカの今日は世附の沢を一人歩くにはもってこいの日だろう

浅瀬ゲートは釣り師のものか、沢山の車が列をなしている 目的の法行沢(ほうぎょう)に行くには、少々長い林道歩きが必要だ

大又沢は世附川最大の支流であり、そこそこの流域面積のため豊富な澄んだ水が流れている。

途中、大変大きな虫あみを携えたカップルが何かを採取していた。希少な生物でもいるのだろうか?

法行沢を渡る橋から沢に入り少し進むと法行棚と呼ばれる美しい滝が現れる。

2段で18mぐらいか、立派な滝だ 何よりも独特の形状が見事である 上段は取り囲む側壁で半分以上を隠されている

中を形状を覗きたいが、確実にずぶ濡れになるのでしばらく眺めて一服 林道に戻り上流の入渓点へ歩いた。

法行棚
法行棚

途中で美しいナメが見えたため、林道を下って見るが、上から見たときは綺麗に見えたが、直接下から見ると微妙だった。

そのまま法行沢を遡行し、本来の入渓点に着く間では所々に綺麗な小滝やナメがあった。

法行沢は大変美しい沢だった。随所にナメ、美しい釜を持つ小滝が現れ 新緑の今は日差しがたっぷりと注ぎ非常に明るい

てくてく歩いてるとあっという間に終わってしまう。う〜んまだ歩き足らないかな

上部は広い河原状になりどこでも幕営できそうな感じ しばらく進むも特に何もないようなので西側の枝沢を詰め尾根に乗った 

織戸峠を経て、少し上った先は伐採地後か 東側が開けて見え丹沢の主稜を一望した ここでおにぎりをほうばり思案

時間に余裕がありすぎるため、椿丸の少し東の尾根から逸れて719のコルより悪沢(クマ沢)を下降しようと思った

大きなヤマカガシと出会う

クマ沢はつまらない沢だった 法行沢と違いボロボロ、ガレガレ、倒木が多く 強いて言うならでかいヤマカガシに会えたことが嬉しかったかな

悪沢の本流との出会いでは、悪沢に3mの滝がかかり良さそうな雰囲気 本流を下降すればまだ良かったのかも

取水堰で一服
たまにでかい釜がある

取水より下流にはちょくちょく大きな釜があり、ヤマメの存在も確認でき 少し楽しい 釜は泳げそうなものもあり、丹沢にあって泳げる釜は貴重な存在なので記憶にとどめておく

世附川が近く頃に、左岸から驚くほどに美しい滝がかかっている さらりさらりと飛沫をあげる15mほどの滝だが本日一番の名瀑だ おお、こんなものが… その後は堰堤があって世附川と合流した

実にポムチムらしい休日の過ごし方だったのではないだろうか。 法行沢はまさに「デート沢」 意中の人がいるならば「法行沢でデートしてみない?」と声をかけてみると良い その恋はきっと成就しないだろう なんせ林道が長くて途中で飽き飽きして帰ってしまうだろうから。その間を繫ぎ止める話術があるなら立派なものです。

僕は以前「御前ヶ遊窟でデートしよう!」と持ちかけラインをブロックされた経歴があります。ご安全に!

タグ:
関連記事