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2023-04-16

ユーシン沢・檜洞沢

2023.4.16

今年のGWは自分を沢の世界に導いてくれた江戸切子さんとともに2019屋久島ぶりの遠征。自身の仙台転勤や江戸切子さんの怪我などあり、しばらく一緒に活動できないでいたが、昨年秋の下ノ滝沢での活動を機にまた一緒に沢に行けるようになりとても嬉しい。 そして今年のGWは九州本土の沢散策に行く予定だ! 屋久島へは2019GW〜2022GWの4年連続で行っているが、今年は趣向を変えてみて九州本土の沢へ行くこと決まった。

九州について、自分は毎年行っていた屋久島への経路で通る鹿児島と、大学生の時に長崎旅行へ行ったのみで、沢は一本も行ったこともないし、そもそも地理感がほぼない。 江戸切子さんは10年前に九州全土の滝めぐりなどである程度の地理感を持っていて、なおかつ圧倒的なリサーチ力もあいまり、大変助かった。

今日は沢初めの体力補強を兼ねた歩きのロングコース、丹沢は雨山峠を越えしての、玄倉川源流のユーシン沢と檜洞沢をつなげてみた。

正直沢初めにしてはかなり長いルートで、下山時にはヘロヘロになってしまった。沢自体は癒し系だし、見せ場が終わった瞬間にショートカットしたのでかなり短略されたが、それでもひと月以上運動していなかった自分には堪えた。。

交配中のヤツワクガビル
玄倉川の春

雨山峠からユーシンまでは一般登山道が整備されているが、地味にきついし、林にはヤマビルが生息していて足元も気になる。2時間半くらいで峠を越えて雨山沢沿を下っていく、途中雨山沢の小ゴルジュを見たり、激しく動き回るヤツワクガビルの交配を観察したりと飽きることなくユーシンに到達・・

ユーシンロッジ もはや遺跡の類
最初の淵

閉鎖されて久しいユーシンロッジ いつかまた営業する日は来るのか サークル状のベンチの中心には最近と思われるサワートレッカーとジャンパーが捨てられおり、ちょっとだけ燃やそうとした痕跡も見られた 釣り師か沢ヤのものかわからないがどっちにしても最低の行為だ ユーシンロッジの横にある立派な橋から入渓しようとしたが、間違っていたようでちょっと手間取り、堰堤横から無事入渓。昨日の雨でちょっと水量は多い模様。

程なく、最初の淵 既往の記録では、ユーシンブルーに輝く写真が多かったけれど、今日は残念ながら笹色 右のバンドをへつっていく。

ミニゴルジュ
魚止滝

白くて綺麗なトーナル岩主体の渓谷。難所も特になく、明るい沢を快適に歩き進む。 時々走る魚影はイワナだろうか。

M氏が檜洞沢にはイワナがよくいると言っていた気がする。

檜洞沢・ユーシン沢出合付近
ユーシン沢の渓相

檜洞沢とユーシン沢の出合付近は丹沢とは思えない綺麗なところで気持ちが良い。左手の檜洞沢にはナメが見えていて惹きつけられるが、どうせ後で通るのでまずは右手のユーシン沢を進む。

2段で18m程度か
上段 美瀑だった

ユーシン沢は特にこれといって何もない沢だが、途中に唯一ある2段18m程度の滝は美しく、上段はシャワーを浴びて登るアクティビティがあった。この先沢は平凡なゴーロとなり、つまらないためショートカットして檜洞沢へ移ろうってことにした。

Co960付近の右岸から流入する枝沢を使ってP1280を目指す 運動不足が祟り二人とも肩で息をしながらなんとか到着 尾根を使って檜洞沢に降りた。

見事なヒョングリ
檜洞も綺麗な沢だなぁ

檜洞も概ね平凡な沢だが、途中にあるヒョングリ滝を持つ4段のナメ滝やところどころにある美景はとても良かった。

何より芽吹いたばかりの新緑と、ツツジなどの花が春爛漫である

ナメも明るい
出合いあるナメゾーン

いよいよ先ほど通った、出会いが近づくとナメが長く続きとても良いところ 丹沢でもこのあたりは別格の綺麗さ

あとは往路を戻るだけ 長い長い雨山峠越えだが往路よりも随分と楽に戻れた。 帰りはたまにいく松田の家系ラーメン屋で〆た。うまかった〜 

玄倉川源流のまったりな美渓散策だったが、たくさん歩いてため少しは沢モードに切り替えられただろうか。この辺りでは、モチコシ沢と同角沢に行きたいがやはりアプローチが遠すぎる。 正直、雨山峠越えはもうしたくないかな笑

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