2024-04-29
春の栗原川
2024.4.28〜29
春の栗原川は最高に美しかった。芽吹いたばかりの新緑に抱かれてヒタヒタと黄色いナメ床を歩く。
一歩一歩滑らないように踏みしめて、冬の間に忘れていた沢の感覚を取り戻す。
春爛漫、眩耀とする木漏れ日の中 いざはじまらんとする谿の時節に胸いっぱいの期待を込めた。
今や関東の名渓となった栗原川。M氏と私は4年前にこの沢を下降したが遡行で来たことはなかったので、再訪のいい機会となった。
岩塚の滝に始まり、大膳の滝、まさかの円覚の滝まで登ってしまう、tamoshimaとM氏 全く留まることをしらぬ二人。果たしてこれからどんな物語が始まるのだろうか。
昼寝していた頃、円覚の滝の登攀を終えた二人が戻ってきた。 無事に上段も登れて満足そうである。
少し戻って栗原川本流をいくとすぐに五段の滝。 ここまで何もしてないのでポムチムがロープを引いていくが、最上段が登れない。ここはtamoshimaに託した。 少し上流の左岸岩盤の台地上で幕営。マシュマロを焼いたり、麻婆茄子を作ったりしてゆっくりとした時間を楽しんだ。
翌日、栗原川を忠実に進み かつて林業で繁栄した「砥沢」の集落を訪問した。今でも立派な石垣や山神社跡 状態の良い陶器が残っている。
六林班沢の左岸、立派なトタン小屋の皇海荘は今でも人の出入りがあるようだった。
八丁峠を越えて、不動沢を下る 不動沢は特に何かあるわけでもなく時々、中規模のナメがある程度。
眠くなってきた頃、円覚の滝の落口が見えてきた。 林道まで血反吐を吐くレベルの急登で戻って、あとは長〜〜〜い林道歩きのエピローグ
タグ: 沢
関連記事