足尾 安蘇沢〜社山
2019/5.18
友人のNと山に行こうと言うことで、どうしようか思案。
家から近く、キレイでいいところというと足尾がすぐにピンとくる。
ちょっと林道が長いが、難所もない安蘇沢のカラ沢ならほとんど山経験がないNでもいけると思い、そこから大平山に抜け、尾根を下ろうと考えた。
スローリーに8:30銅親水公園についた、予想していたが駐車場は満車、仕方なく手前の邪魔にならない路肩に駐車。
しかし、なんだってこんなに混むのだろうか? ちなみに足尾山中では人に会ったことはない。
九蔵川のを渡る橋からの水の色、こんなにキレイ。 お魚もたくさん泳いでる。
足尾の水は一級品の清水だが、貯まるような壺や釜が少なくその真価を垣間見るところはあまりない。
要所にその青を貯めるところがあれば、屈指の美しい渓谷風景を作り上げていたことと思う。
新緑が眩しく、単調な林道歩きも苦にならない。火照った体を心地よい尾根風が癒してくれる。
鉱毒によって木を失い、土まで流された山たちは長い年月を経て 再び緑を取り戻しつつある。
安蘇沢に入り、砂防堰堤を複数超える。 一つ目の堰堤の上はすごくキレイな池を形成していたが、今回は水が少なくキレイではなかった。
わずかな水たまりの中、たくさんの魚が泳いでいた。
いよいよ狭まってきて、私個人の超絶オススメ滝の登場。標高が高い地点は新緑にはまだまだ早い言う感じで少し寂しさのある植生だった。6月頭が最高なのかもしれない。緯度経度、標高とは無関係に新緑に時期は訪れるのだろうか、その地域性を計るのは難しいことかもしれない。勉強になる。
狭まると一気に寒くなり、なんだかお陽様も翳り気味! 滝に着くとこうなることが多い、それでも私は概ね晴れ予報にしか活動しない人間。
1年間に3回も来てしまうとは驚いた、そして予想はしてたが水量はいささか寂しい。しかし雨が降っていない期間が続いても枯れることなく営む滝景色を愛さずにはいられない。
しばらく震えているとほんの数分、雲が切れお陽様が届いた。 「またきたのか仕方ねえな」と言う感じの滝の声が聞こえた気がした。
タイミングを計っていたら同じような写真しか撮れていなくて残念!!!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA TG5右岸の藪を登り、先へ進む。
紅葉時は美しく燃える渓谷、このブログでは振りかえれてないが、ここはマジで美の凝集。
興味があったらかつてのブログに模様を載せているので見てください。
おそらく後1.2週間もすれば若緑にあふれ色鮮やかな景色となることと思う。
また、ここに生えている灌木は確か「ツツジ」の類 もしかするとお花が咲き乱れると言うこともあり得る。お花が咲くか検証したい人は連絡ください。
時間があれば見に行きます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA TG5さて、ここからは大平山を目指す算段だったが、天気は次第に悪天しおまけにクソ寒い。Nの超絶久々の山登りでの体力面も汲んで左岸尾根をたどり社山に至ることにプランを変更。距離にして2/3くらいには短縮されるだろう。
笹薮を登り尾根を目指す。
ここからの景色もなかなかのものである。
尾根に乗り快適なトレイルとなる。
ここからしばらく登り、1816のピークを目指す。
気がつけば完全に曇り空となっていたが、1816のピークからは日光方面が見渡せ爽快!
Nは流木、朽木といった類の収集に余念がなく、熱心に写真を撮っていた。なんでも本人曰く今日一でテンションが上がったのがこの朽木という。
なんとリアクションしたらいいのか、とにかく気に入った朽木があって良かった。
緑とガレ
石塔尾根が見える、あそこもまたいつか行きたい いいところだった。
中禅寺湖の先には日光白根山などの大きな山が見える、まだ結構残雪があるようだ。
社山に到着、とにかく寒い!!
ここからは一般登山道を辿る。阿世潟峠から九蔵川の林道へ戻る。
ここで一つ言っておきたいのが、阿世潟峠から足尾へは(逆も)行かないほうがいい、とにかく単調で長い林道歩きには辟易した。
この工程を挟むだけでも1日の活動として中だるみが発生し、感度を下げてしまう。そんなレベルの林道歩きだ。
社山は複数の尾根が足尾方面につながっている、バリエーションになるだろうが、そうしたコースをとることをオススメしたい。
結構きている足尾の地、何度来ても新しい発見があり飽きさせない。静かなるこの地域をより深く知りたいと思っている…
コメントを残す