小川谷廊下
2019.9.28
小川谷廊下が美しいという評判は滝巡りに精を出していた頃から聞いていた。
いつか行ってみようとは思いつつも、どうにも丹沢という関心がない山域や有名すぎる谷故に完全に行く機会を失っていた。
今回体調が悪く、レンタカーも予約していないので電車とバスで行ける所 ということで、この機会を逃す手はあるまいと小川谷に行くことができた。
Mさんは去年に講習会で来たようだが快諾してくれた。
小田急「新松田駅」からバスに乗って「玄倉」へ、そこから歩いて入渓点に行くのだが、結構遠い。すでにこの距離の歩きの時点でお手軽ではない。
Mさんが去年行っているということで、私は全く情報収拾をせず来てしまった。しかしMさんの記憶も曖昧でGPSアプリもバグっていた。
適当に河原に降りるといい天気、早速ついたヒルを弾き飛ばして小川谷廊下を目指す。
入り口に着いたのが10時過ぎだったか、最初の滝は勢いのある滝。既にこの時点でなかなか良いな〜と感じる。
すぐにデカイ岩が鎮座する滝。かつては向かって右側に残置や木があって容易に越せたらしいが今は何もない。
左手流水からも行けるようだが、我々は戻って左岸巻き。
最初の滝の岩から巻く。鹿柵に沿って進むが最後の10mくらいはちょっと悪い道で足元が崩れやすかった。
どんどん滝が現れる。楽しい。
想像以上の美しさに悦びがこみ上げる。そして大人気の沢だが今日は誰もいない。静かにゆっくり満喫できそうだ。
岩が白くて、苔の美しさを際立たせている。見事です。
登れそうだけど、巻いた。次は来ることがあったら時間に縛りがないときに登る練習をしたい。
小さいが綺麗な釜もある。清涼感がヤバイ。
空模様が曇りにってしまい、陽が届かないのが残念。
丹沢は滝も含めトータルでいうと7回程度来てる気がするが、小川谷の美しさはびっくりだ。
他とはまるで違う、Mさんは丹沢に結構詳しいがこんなに綺麗なのは小川谷しかないらしい。残念だ。
ここは一押しのスポット。青、白、緑、完璧な采配。どことなく海ノ溝の雰囲気に似ている、もちろん規模は全く違うが。
この滝は写真で見たことがある。視覚的には右壁の残置が邪魔。
白くて本当に綺麗です。小川谷、オススメですw
この辺からは、石棚ゴルジュと言われているらしい。ん〜たまらん
赤色の苔だかがいい演出で渓谷美に磨きをかける。
おお!奥に最大の滝 石棚が見えてきた! 滝がたくさん出て来て最高に楽しいですね〜
滝好きの皆様には本当にオススメです!
Mさんは滝一つ一つを丁寧に観察していました。
3段の石棚に到着! これまでの渓谷美が良かったので、石棚自体には平凡な印象。
沢に行くとき軽量化と、時短の為に三脚を持っていかないことが多いですが、やっぱりスローシャッタだとブレてる写真が多いです(笑)特に四隅。
三脚なしでも60点くらいのスローシャッターはできるのでそれでいいかなとも思います。
滝のすぐ上にはこんな壺がありました!
石棚の上も綺麗な場所がある。
水路マニアのMさん、光来出で水路フェチ開眼したようです。
最後の5m滝。試しに取り付いてみる。
Mさん奮闘するも、あと一手届かなかったそうです。左手から容易に巻き。
壊れた巨大な石積堰堤を超えると広い河原に。帰りは登山道を辿って出会いに戻りました。
小川谷はかなり良い渓相で、こりゃ人気なわけだと思いました。本当に行って良かったです。
まだ行っていない滝マニアの方もオススメです。曇りや天気が少し悪い時の方が人も少なくていいかもしれません。
バスの方は時間に気をつけましょう。我々は17時半の新松田行きに乗りました。
Mさんお疲れ様でした!
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