輝く粟ヶ岳
2020.2
粟ヶ岳は新潟ではポピュラーな山で、里のすぐ裏にあることからも地元の方に馴染深い山だと思う。
以前、光来出沢にきた時に詰め上がったのもこの山、下田山塊では最も標高の高い山で1293m
1293mと聞くと低いと思うが、登山口も海抜100m程度で以外とキツイ登りだった。
AM7:00 五百川登山口よりスタート(除雪終了点で本来より少し手前)
粟薬師が見えてきた、雪は多分かなり少ない。
前日の入山者が多かったのか、すごく立派なトレースがある。
守門岳に陽が当たり荘厳。とんでもなく雪の少ない今年だが、越後の豪雪地区はそこそこある印象。
7合目くらいまで来ると一気に視界がひらけて壮大な粟ヶ岳が大迫力!
途中、猛スピードで歩き去って行った方のトレースで午ノ背は全く問題ない。雪が多くても切り立っているわけじゃないから怖くはなさそう。
振り返ると、お爺さんが猛スピードでやってきた。 地元の方のようだ。
日本海、弥彦山をバックに。 この雪量でも例年の半分くらいだという。
それでもとっても美しいです。言葉になりません。
尾根に乗ると、風が一段と強くなる。
最後の登り。
振り返ると絶景 右から守門岳→浅草岳→毛猛か(?)
複雑極まりない下田の山々
猛スピードの方とスライド
どうでしょうか、とても1293mの山とは思えない景色じゃないでしょうか?
アップで
雪山の雄大さを感じます。
11時過ぎごろに山頂に到着 見渡す限りの青空。
一本岳方面、青里岳、矢筈岳(右奥でわかりにくい) 正面奥は御神楽岳ですね。
この時期これらの山に立ち入れるのはエキスパートのみです。青里岳や矢筈岳は究極に奥深い山で残雪期に一部登山家の対象とされる。
御神楽岳→青里岳 やはり雪が少ないですね、2月中旬は高温および2000m付近でも雨予報なので、すぐに溶けてしまうでしょう。
御神楽岳のアップ。 1500m未満の山で御神楽岳以上に多面性がある山も少ないと思います。いつかその一端に触れてみたい。
加茂方面、こちらから登ることもできるので次は周回してみたい。
飯豊連峰、北俣岳はピラミダルなのでわかりやすいです。
お爺さんは山頂についた瞬間下山してしまい、もうあんなところまで行ってしまいました。
何やら手帳にメモしていたので常連さんなのでしょう。
今日は同行者がいないので自撮り。
下山します。
午の背で自撮り(これがしたかった)
粟ヶ岳を入れてもういっちょ。
下山中に守門岳を1枚
雄大! まるで巨大な壁
この界隈の山の魅力は里からの距離感もあると思う、地元の暮らしに古くから根付いていて愛される山。
こちらは守門大岳、非対称稜線でこちらからはたおやかで優しい印象の山。
帰りにもいいものを見れた、越後駒ヶ岳 大和PAから撮影
個人的に、今まで見てきた山で最も美しい山。 魚沼の町からはどこからでも見える。
今年は、暖冬と極端な寡雪でこれが最後の越後雪山かもしれない、それでもいいかなと思える楽しい1日でした。
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