届かなかった昼闇山
2020.2.24
三連休の最終日、この日だけはどこも天気が良さそう。
予てから見てみたかった、海谷山塊の山を見に行こうと山友歴ジャスト1年になるM氏に持ちかける。
狙うは「昼闇山」これで’ひるくら’と読みなんとも怪しい雰囲気の山。
結果として、時間切れと山頂直下の斜面にリスクを感じたので昼闇台地までになったが、見たことのない山々がたくさん見えて満足な山だった。
焼山温泉に駐車して、アケビ平を目指す。左手には阿彌陀山(上写真)、烏帽子岳の怪峰が目立つ。
霧氷を期待したが、全くなくて残念賞。
アケビ平を過ぎ、昼闇谷を通過する、例年なら積雪で沢は埋まり通過になんの支障もないはずなのだが、今年は歴史的な寡雪
埋まっているはずもなく、谷の横をラッセルしていく。(上写真は帰りに撮ったもの)
ここで結構時間を食いました。
沢を通過し、右寄りにそれてゆくと、パーっと開けた昼闇谷の擬似カール地形。
ひ…ひろい!!
吹雪いている稜線が昼闇山の山頂。
ここは綺麗でした、例年だと中央の沢筋も雪で埋まり、見えている藪も雪の下のハズです。
この山は山スキーでは定番の山で残雪期には賑わうようですね。
山頂の方はすごい突風が吹いていそう…
ラッセルラッセル、M氏は高馬力
後ろに鉾ヶ岳、権現岳が見える。M氏はデナリっぽいというが確かにデナリっぽい(?)
高馬力なM氏にラッセルを一任。
昼闇台地に出ると、眺望最高!!
雨飾山がぶつかってきそうな迫力
雨飾山 初めて見たけど重量感あるかっこいい山です 右奥は白馬岳でしょうか?
流石に雪はたっぷりなように見える。
そしてすぐ手間には何やら怪しい山容の山が!!
まさかこれは!
でッ!でたぁ!海谷三山 鋸岳→鬼ケ面山→海谷駒ケ岳 これは強烈でしたね。個性的すぎる山容
秘境…
すごい…とんがってる!
鋸岳のアップ、バックは朝日岳、長栂山でしょうか
右手には鉢山も見える。
さて、昼闇山の山頂の方に向かうとするが…すでに昼近い
右隣は金山(かなやま) 立派な山ですが、知名度は恐ろしく低いような。
やたら傾斜の強い斜面が見える、あれ登れるかな?
奥の斜面がリスクたかそうなのと時間の都合で、ここで撤収。
2人だけど、集合写真。
今日は天気も良くていけると思ってただけに、結構残念だがまたの機会に!
往路を引き返す。
阿彌陀山、烏帽子岳を望みながら
シリセードでスイスイ下山 早く戻らないと帰宅がとんでもない時間になる(M氏がやらかして結果2時になりました)
昼闇山の山塊、里との距離感がたまらない。新潟の里山は恐ろしく奥深く、魅力も底なしである。
能生から見た火打山→焼山 3000m峰に負けない迫力。神々しい景色です。
力不足で山頂へは行けなかったが、頸城海谷の山を見ることができて本当に良かった。
この界隈は、基本的に残雪期に山スキーのフィールドとなる地域で、登山目的の人は少ないと思うが頸城海谷の個性豊かな山を見るだけでも価値があると感じる。
4月から転勤で遠くなってしまうけど、機会を見つけてまた来ましょう。
Mさんお疲れ様でした!
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