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2022-05-08

千頭川 隠れ美渓

2022.5.8

いよいよ、きてしまったGW最終日 そして屋久島最終日 明日から仙台で仕事だというのに、なぜオレはまだ屋久島にいるのだろう。一緒に島に来た2人はすでに帰ってしまった。 しかし屋久島で新たなる遭遇があったのだ

遡ること2日前、屋久島のA・COOP安房でサワグルイのシュカ・ケーシご夫妻と遭遇! 先日淀川小屋でお話しした松田ガイドからもサワグルイが来てるという情報を聞いていたのでひょっとしたら?なんて思っていたが ちゃんと遭遇できました!

渓たそと2人でお邪魔して沢談義に花を咲かせましたw

実は3年前くらいにも津川の林道で遭遇していて、微妙に顔見知りだったが今回ちゃんと話せてとても嬉しかった。

そして最終日 ケーシさんに短い沢行きませんか?(シュカさんは負傷中でした…)と相談し千頭川に決定した! さてどんな沢かな? ヤクスギランドに行く県道の途中、安房前岳の登山口に駐車し、まずは左俣を下降する。

水がきれい 臭くないし!
特に何もない左また下降

千頭川左俣は特に何もない沢 途中3段くらいの小滝があったが問題なく降れた。 苔生した沢を黙々と下降する

苔が多くて、たまにヌメるものの ラバーでも全然問題ない感じだった

こんなミニ滝もある
ひらけた千頭川右俣

しばらくすると、明るくなり 右俣に合流 右俣はひらけた沢で水量も倍増 やや土石の荒れた印象を受ける

10分も進むと20m有るかないかの滝がドドンと落ちている! 

簡単に登れた!
花崗岩渓

滝は右から簡単に登れた! その先は巨岩がボンッとあったりthe 屋久島チックな渓相だ! 

泳がざるを得ない淵
ケーシさん泳ぐのバカ早いぞ

と、正面にどう見ても泳がざるを得ない淵が出現! えっ!この沢泳ぐの!?二人ともびっくり ほぼ調べずに屋久島遡行人さんのブログにある写真2枚くらい見て選んだので面喰らう じゃあ行きますかとポム泳ぎでスタートするが意外と波うってる 側壁を使って左のくぼみから上陸 ケーシさんも後ろから泳いでくるが、爆速で泳いできた! 

左岸から滝
激美なプール

左岸から崩壊したような3段40m以上の滝が合わさる ちょっと歩くと神秘的な激美な淵が目の前に! 手前が砂浜になっていてもののけ姫状態 「共に生きよう!!」

爆速で泳いでいくケーシさん
振り返る

波紋ひとつない美淵を水中に砂煙を舞わせながら爆速で泳ぐケーシさん やはり只者ではない。手足の回転が5000rpmくらいに見えたよ

いよゴル(いよいよゴルジュ)
側壁からの湧き水が滝になる

そしてすぐに側壁が迫り始め、屈曲部にはガツンと立派なゴルジュが出現! 白泡たつ1.5mほどの滝の先は側壁から滴る30mほどの湧き水滝が流れててかなりの雰囲気だ! ここの水路はちょっと流れもあり安直に巻くことに 巻きは右岸のボサった藪からだが足元がズルズルだし微妙に面倒だった。

水路の上のバンドに丁度出て、ゴルジュを見下ろす なかなかの景色にびっくりだ そして屈曲部の先には5mのチムニー滝がありとても登れる代物ではないので継続して巻く。 

5mチムニー
まだあった5m滝

チムニー滝のすぐ上にも水路からの5〜6mの滝があり、これも簡単に巻くと、何やらひときわ開けた空間が…

はい、どんっ!
落ち口から

そこには2条の20m滝がドドドドと落下している! こんなのあるのか 驚き!  泳いで右岸の溝から登れそうにも見えるが、そんな頑張ることもなく、右岸巻きを継続すると難なく落ち口に到着! 見下ろすとなかなか深いゴルジュだ!

きれいなナメ
苔&ナメ

滝の先はゴルジュは終わり、時折きれいなナメを挟む渓相になった。 この辺から結構ヌメりが強くなってくる。

Co540の支流
かなりの苔感

支流をいくつか分けると沢の規模もかなり小さくなってきた ぬめりの強い岩に気をつけながら進んでいく

苔world
美ナメ

だんだんとつまらなくなってきたので、Co640で右岸から出合う枝沢を詰めて林道に戻ることにした!

枝沢は苔モッサモッサ

枝沢は苔がもさもさ生えており、踏んでしまうのが躊躇されるくらいだ! しばらく上がるとおおきな堰堤が出現 上はきれいなダム湖になっていた 一段上がるとすぐに林道へ復帰! 林道を下って30分ほどで安房前岳登山口に戻ってきました〜

千頭川右俣は短い距離に楽しめるエッセンスがあり小粒ながらも良い沢でした! 半日しか天気が持たない時や、時間が限られた時にいくにはもってこい 非常に楽しめる沢でした ケーシさんありがとうございます〜!また沢一緒に行ってください笑 

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