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2022-08-16

万太郎谷 井戸小屋沢(右俣)

2022.8.16

実家の千葉から仙台に帰りしな、どこか沢に寄ろうと思案していた。。天気予報では、どこもまずまずって感じだが、谷川周辺が曇り時々晴れで良さそう 谷川で一人で行けてそこそこ楽しめそうなのはここだ!井戸小屋沢を選択

これが大正解でほ〜んとうにいい沢だった! 短くコンパクトにぎゅっと詰まった沢で万人にオススメできると思いますね

吾策新道へ続く林道をドンツキの堰堤前まで進む 堰堤手前の広い駐車スペースで素早く着替えて6時半ごろスタート

万太郎谷は初めての渓谷だけれど、広々としてなんとも気持ちの良い沢ですね この時期でもアブが少ないのも嬉しいポイントですな〜

しばらくするとナメが出てきてさらにいい感じ♪ イワナを追っかけて進みま〜す

綺麗なナメ 魚影がすごかった!
万太郎名物らしい、ナメ!!

やがてナメは顕著になり、見渡す限りの白い岩畳♡ 昨今の豪雨で、土砂が出てしまい以前よりかなり埋まってしまったと聞くが、それでも十分に美しさは残していると思いますね ここ沢デートにもってこいかも!

ナメは想像よりも長く続く
関越トンネルの通気口

29歳彼女いない歴13年(いっそいた歴ゼロのが清々しい)一人でナメを颯爽と歩いていきますよ 俺ね、社会人になったときに26くらいで結婚して28くらいで子供いて、30前で家買って…とか人生設計してたんですよね  それがどうでしょうか、いまだにワンルームマンション マッチングアプリに搾取され続け イイ感じの人もついぞ現れず、20代のラストサマーがここに終わろうとしておりますわ! なんで一人で川歩いてんだよ!と思ったけど、万太郎はそんな僕を優しく包んでくれるような母性すら感じましたね

前方に巨大な人工物が見えた これは関越トンネルの抗内換気用の塔とのことだ こんな山奥に…すごいなぁ 

オキドウキョ入り口
せっかくだし泳いで進む

抜群に綺麗な沢を歩いていると、側壁は低いものの迫ってくる地形に ここが有名なオキドウキョですね 

オキドウキョってどういう意味!?

地形的には全く険しくなく、簡単に巻くことができる でもせっかく来たからには泳がなきゃ勿体無いので、泳いで進むよね

水はぬるくて丁度良かったですね オキドウキョ最後の5mくらいの滝は近づいてみたものの結構な激流になっっていたので、右岸の岩棚から巻いて進んだよ

右が井戸小屋沢
最初の滝は流水左から登った

井戸小屋沢はCo910で出合う 入渓して最初の顕著な支流だった ここまで小1時間くらいだったと思いますね 少し進むと、早速滝が出現 5mくらいか 水流の左が簡単に登れた。

3段8mくらいの滝
ちょい泳ぎで取り付くチムニー状の滝

最初の滝を皮切りに滝が次々と出現してきた♪ ちょい泳ぎの滝もあって一人で大はしゃぎ これは…楽しいぞ…!!

ささ!青春始まりましたよ!!

先には万太郎山の針峰が見える
美しい渓相の中に滝が続く

沢は開けて、花崗岩の明るい谷が続く 奥にはアルペンちっくな万太郎山の鋭いピークが覗く  快適な滝場が続きこれぞ楽しい沢登り!といった感じの遡行が続く 

もうポムチムの感動は止まらない! 大きな滝があるわけでもなく、水量は控えめで決して派手ではないけどこの色白美人感! 一人で来たのを後悔するレベルでしたよ

花崗岩の発達した素晴らしい渓相
いや〜きて良かった
ガシッとラバーソールがキマる
小障子沢には分厚い雪渓が残る

白い花崗岩にキュッと吸い付くように足元のラバーソールが決まり、ルンルン気分で爽快な遡行を楽しんでいると、冷気が漂ってきた。 奥には分厚い雪渓が見え隠れし、見た目からもかなり厄介なものに見えたが、小障子沢という大支流であることがわかりホッと一安心 井戸小屋沢は屈曲し、2条4mほどのCS滝をかけているね

ぱっと見厄介そうでも意外とすんなり登れた
オジカ沢下部のような渓相

小障子沢出合い以降も明るい渓相は途絶えることなく続く 割とガチでこの沢に恋してしまいましたね

晴れていたらもっと…
大障子沢(?)出合付近

沖障子沢だか大障子沢の出合には崩れたスノーブロックがあり横を通過する。 これ以降は雪渓もなかったので安心パパ

ここが沖障子沢出合かな
15m滝は左を登ってみた

ゴーロをのこのこ歩くと続いて顕著な二俣は沖障子沢が左から出合う この先ちょっとでよく写真で見る15m滝が出現 右でもい左でも問題ないでしょう この先で沢はボサリ始めてCo1300付近で井戸小屋沢の右俣と左俣の出合がある

左俣は厳しいそうです…
4時間ぐらいで遡行終了!

左俣は一寸厳しいそうで、滑落事故なんかも頻出している… よほど物好きでない限り右俣でさっくり終わらすのがいいでしょうね! 右俣は何個か滝があるもののヌメリに注意すれば難しくなく登れるものばかりでした 藪漕ぎはほんの僅かで吾策新道にポンっとでた 入渓して約4時間くらいで遡行終了 それなのにこの充実感!他に類を見ないコンパクトな良い沢でしたよ

1時間少し吾策新道を下山して無事本日の沢終了◎ 一人で充実楽しい半日沢でした オススメです

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