御前ヶ遊窟 井戸小屋山
2019.11.2
紅葉の会越は人に教えたくないほどに美しい、今年もこの時期がやってきた。
会越でもいろいろな山が考えられるが、今回は御前ヶ遊窟の紅葉狩りに出かけてみた。標高こそ1000mに届かないが高低差300mに及ぶスラブ登りを楽しめるお手軽プチアルパインハイキング!
標高が低くても全く侮れないのが会越の低山。実際、道中には落ちたら確実に死ぬ高さのスラブ登りや、踏み跡が不明瞭なところが多く、決して一般登山のレベルでは無かった。
大宮から登山口まで、一人だとかなりしんどい距離の運転。準備して8時前にはスタート。
写真は鍬沢の渡渉、この沢に並走して登山道がついているが所々かなり綺麗で次は遡行してみたい!
既にスラブや岩塔がすごいんですが…!
道ははっきりしているものの、かなり滑りやすいところや草付きがあり落ち葉も相まって結構怖かった。
しばらく踏み跡を辿ると1時間しないくらいでシジミ沢(枯沢)出会いに到着。テープを辿るとすぐに巨大な岸壁が迫ってくる。
虎ロープや鎖が断続的に据えられているが、あまり信用できるものでもないので体重はかけない方が良さそう…
ここから一気にスラブを登る! テープもまばらで適当に登る。
素晴らしい紅葉!ロープは持ってきたが使うことはないレベル。というか一人なんで敗退用。スラブ登りはラバーの沢靴がバッチリ!
とにかく言葉にできないほどのスケール感で迫ってくる。写真じゃ伝わらないので実際に見てほしい。
正面の岸壁の下に御前ヶ遊窟があるようだ。
ちょいと自撮り。
穴だらけでボロボロのズボンをガムテープで塞いでるのが見えちゃう。
スラブ自体、斜度はそこまで強くないがスリップしたらどこまでも落ちてゆく。少し緊張感があった。
かなりの高さまで登ってきた。左手の壁の方に進むとある穴が御前ヶ遊窟。
御前ヶ遊窟を中から。そこまで大きくない。
ほとんど下調べ無しに来てしまって、御前ヶ遊窟に対して右側(東)に続く明瞭な踏み跡を辿ると尾根ルートに出てしまった。
ルートを外したがここからの眺めも圧巻!これは本当にすごい!半端ではない。
スラブを登る後続パーティが見えた。ルーファイに苦戦して敗退するパーティも見えた。
御前ヶ遊窟の東の尾根からは井戸小屋山へはいけないので、再び降って御前ヶ遊窟の前を再度通り直したら地元パーティがいらした。
井戸小屋山へは、御前ヶ遊窟のまえを通りそのまま西に進み尾根に乗るのだそうだ。
無事に岩峰の上にたどり着いた、飯豊まで見渡せた。
一応自撮り(短足!)
井戸小屋山への稜線は整備されている。
山頂は眺望無し、あるのはこれだけ。
あとは滑りやすいものの、登山道を下山するだけ。
綺麗な林道を下り、14時前には車に戻った。
会越は最高だな。
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