淀川右俣〜石塚小屋沢 周遊
2021.4.30
屋久島に入った日は山間部で豪雨だったようで、30日から入ろうとしていた沢は増水し延期を余儀なくされた。
大型の河川や、下流部ではどの沢も増水しているため、増水の影響が少ない源流部の沢に行こう ということでビャクシン沢と迷ったが今年も淀川へ足を運んだ。
今回は右俣でショートカットし、下山に石塚小屋沢(荒川)を使った周回としてみた。
相変わらず、非常に美しい渓相に癒されるのだが、前回と違い水温が猛烈に低い。 腿から下の水に接している部分の感覚が麻痺するほどだった。
橋を通り越した先にある神秘的な幅広滝 夏は泳いだら気持ち良さそうだが、今日は足だけでも辛い。
この辺りで水の冷たさに耐えかねて引き上げようとも考えた。
ゴルジュ内は何度見てもハッとさせられる造形美
ここでしか見ることのできない、不思議な造形美
右俣に入り、やや冗長になったところでちょっとの登りを経て登山道に入った。
花之江河から石塚小屋方面に下り、石塚小屋の手前になる枝沢から沢を下降 面倒なところもなく石塚小屋沢へ合流した。
石塚小屋沢上流部は、淀川とほとんど同じ様な渓相で遜色なく美しい。
co1520~1530間の区間は淀川以上と言っても過言ではないほどの極上ナメが広がる。
曇ってしまっているのが惜しい、いや〜この区間だけでも本当に見事
お気に入りの場所になりました。
co1510から下流はコンタからも分かる様に突然傾斜を増し、巨岩に埋め尽くされてしまう。ぶっちゃけ、上記のナメ区間以外はほとんどが巨岩帯であり 楽しめる区間はかなり短い。
途中5〜15m程度の滝が2.3出てくるがいずれも簡単に巻くことができる。
石塚小屋沢は淀川と比べると、美しい区間が短いのは明らかだが巨岩帯の上部にあるナメ区間は必見
周回してものんびりと過ごせるので、屋久島に来た際は1日ここで癒されてもいいんじゃないでしょうか。
異常に水温が低い場合があるので、ネオプレンソックスなどを持っていくと余裕を持って楽しめるかと思います。