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2022-05-01

鯛之川遡行-花之江河沢下降-小楊子川右俣遡行②

2022.5.1 Co960-淀川小屋

屋久島の山岳部はGWでもかなり冷え込む、過去の反省からモコモコダウンと化繊のズボン、シュラフは#3と盤石な体制で快眠できた。 水量もだいぶ穏やかになり、屋久島の渓谷の美しさを満喫できそうだ! 

さて行ってみよう!

ナメ
水路×ポットホール
んん〜!
ポットホール 無限生産されてる

歩き始めると早々に、ナメとポットホールがお出迎え、美しい自然の造形にうっとりしてしまうよ こういった景色は屋久島ならでは 実に感性に刺激を受ける

索道の吊り橋跡かな
幅広のなめ小滝

穏やかさそのものの 林業索道の吊り橋の遺構などもある やがて鯛之川渡しと呼ばれる尾之間歩道横断点を過ぎる。

良い
ヤマメを発見

しばらくは気持ちの良い沢歩きをしていると、突然濃い靄にあたりは包まれてしまった。 おそらくは鯛之川上部でももっとも渓相が美しい区間だっただけに悲しかったが、それ以上の嬉しい発見があった。

なんとこの沢、ヤマメがいるんです! 50年前に屋久島の河川に放流されたのは聞いたことあったけど、鯛之川ではこうして今も逞しく命のバトンを繋いでいるのです。 個体は最大で20cm程度で小さいものが多かったけど、屋久島の沢には魚ZEROだと思っていただけに本当に興奮した。 これからもずっと、ひっそりと命を繋いでいてほしい。

極端に青いポットホール
湧水が注ぎ込み、明鏡止水そのものなのだ

靄で視界不良の中、目を見張る青いポットホールと遭遇! びびった、これほどまでに綺麗なのは見たことがない… ありがとうございます

苔の世界
Moyà…

その後もなかなか靄が晴れることなく、Co1180の二俣を目指してゆく。 所々に巨岩帯は以前現れて多少面倒だった記憶がある。

大きなプール 
右俣の滝

大きなプールは左をヘツリで越した、先ほどの釜にはヤマメがたくさんいたけれど、その後現れる釜やプールではヤマメの姿は見当たらない  順調に右俣との出合いに到着 水量は2:1で左俣の方が明らかに本流で木になるのけれど、左俣に行くとかなりの遠回りになるので予定通り右俣へ入る 出合いは5m程度のナメ滝となっている。

すぐに正面に大岩のある5m滝が現れたが、ヌメりをたわしで落とし簡単に登ることができた。

屈曲部の水路
右俣も悪くない

右俣はちょっとしょぼいかなと思ってると、そんなことはなく、とても綺麗な水路や小規模ながらナメも現れて、ハズレなんてことはなかった。 靄も晴れて、すこぶる快適かも〜

明るい!
すばら

少し鬱蒼としたちょいゴルジュを過ぎれば、周囲は明るく開けて待ってましたの源頭部 ええじゃないか!ええじゃないか!

かなり、good
nice
小滝
この辺にはヤマメがいた

林道横断点が近づく頃にまたもヤマメ発見! ここのはおちびしかいなかった

林道横断点

癒しの源頭部をてくてく歩くとやがて林道横断点のカルバートに当たる ここから林道を使って淀川登山口に行ってもいいのだが、労力的にもルート的にもこのまま源頭まで詰めて軽い乗越しで淀川小屋に行くのが一番自然だろう。

横断点から先は、かなり藪っぽくなり みるみる水も細ってくる GPSで現在地を確認しながら源頭の尾根へ、地形が非常に緩いので全くきつくない乗越だ。 反対側の沢を下って行くと淀川小屋の真横の水場へ出た 順調に13時過ぎには到着していたかな? 行動制限のないGWだからか、淀川小屋は大盛況 テン場は早い時間だったので1.2組しかおらず早々にテントを張って、道具を干しまくる ん〜心地よい 夕方が近づくととんでもないぐらいの混みようで、中国人だか、韓国人のうるさい喋りなども聞こえてくる やっぱり人がたくさんいる山小屋やテン場は無理ですね!

さて明日は、花之江河沢を下降して小楊子川右俣を遡行します

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