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2019-09-23

破間川右岸 白禿沢遡行、ゼンダナ沢下降

2019.9.23

9月2度目の3連休、残念ながら全国的に天気が芳しくなく計画していた2泊の沢旅はお預け。

それでもやっぱり1日は沢にいきたいと言う事で、初日の21日に天気が持ちそうな新潟の沢に行こうとMさんに持ちかけいざ行かんとなったのだが…当日朝、待てど待てど、待ち合わせ場所にMさんはとうとう来なかった… 勘弁してください。

翌日22日、やっぱり雨が降らなそうという事で再びMさんを誘うも、待ち合わせ場所にMさんがついぞ現れることはなかった…

電話番号も家の場所も知らないので、どうしようもない。泣きそうになりながら帰った。

一時的に憤慨したものの起こってしまったことはどうこうできないので、「3度目の正直か」「2度あることは3度ある」この相反することわざの検証も兼ねた連休最終日の9月23日、無事ちゃんと行くことができました。

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白禿沢とゼンダナ沢は、守門岳の東端にあり県道385からよく見える「黒姫」というピークに源を発し破間川(あぶるま)に注ぐ小さな沢。

事の発端は、地形図と航空写真で守門岳周辺を調べてエラオトシ沢をマークした時だ。エラオトシ沢同様に両岸にスラブ帯を持つ白禿沢が異常に目立ち、これはいつかいってみたいなと温めていた。

ホテル大自然館の跡地を右手に見て、道路が大きく90度曲がる手前左手の復興中である林道に入る。破間川の右俣?建設中の堰堤を越えてしばらく進み適当に破間川へ入渓。

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少し下ると白禿沢の出合で5mナメ滝だが、かなりショボイしやたらとヌメる。進んでも期待していたグリーンタフの発達はイマイチだが、徐々に両岸にスラブが迫り始める。

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すぐにどうしようもない10mの滝にブチ当たる。滝前は強烈な倒木の堆積があり荒れがどうしても目立つ。

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滝を巻くために、ゴルジュを入り口まで戻り灌木から樹林帯まで右岸巻き、結構な藪漕ぎで汗だくとなる。

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滝を超したあたりで15m懸垂し復帰、少し足りなかったので40mロープがいいかもしれない。

滝の上も同じように両岸スラブが続く。

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唯一見つけることができた会津ACの記録では、多少泳ぐような記述があったものの泳ぎの箇所は全くなく、時折現れる滝を水を被って超えるくらいで特段何かがあるわけではない。

また、随所に倒木のダムがあったり、歩くと泥底が巻いて濁ったりで、正直期待していた美景はそこになかった。

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両岸スラブの地形がこれほど続くのは珍しいかもしれない。

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地形図のゲジゲジが終わると沢は藪ゴーロとなり遡行価値のある部分は終了。

期待していただけに、全体的に拍子抜けな感じは否めない。ゼンダナ沢を下降するために中間尾根を乗っ越す。

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途中マムシと遭遇するもすぐに逃げていった、しかしマムシの逃げた先にいたMさんとは睨めっことなりあわや噛まれるところだったらしい。

Mさんは草付きの途中2度滑落するも、外傷もなく大事に至らず良かった。

尾根に乗ると藪越しに浅草岳、毛猛山塊、越後三山が望める、これこそ新潟藪沢の風景だろ!と私は結構嬉しかった。

そして眼下には白禿沢のスラブが広がる。

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ゼンダナ沢は地形図に水線すら描かれていないような沢だが、水は白禿沢よりも多く、冷たく澄んでいる。

上流部は両岸の灌木が沢を覆うような感じだが、下るにつれてちょっとした釜や滝が現れるようになる。

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とうとう顕著なゴルジュに遭遇する。右岸の灌木に割と新しいスリングが垂れていて8mほど懸垂してちょびっと泳いで下る。

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水は冷たい。

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その後も水路のような地形やゴルジュが局所的に現れて、期待していた白禿沢よりも全く期待していなかったゼンダナ沢の方が面白いことに気がつく。

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大滝は懸垂で下る。13mと記載があったが20mくらいありそうな滝だった。

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破間川がかなり近づいてきた頃に、美しい小ゴルジュが出現。両岸は苔生し、ポットホールの演出もありいい雰囲気。

この景色を観れただけでも今回は来た価値があった。

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なかなか絵になる小ゴルジュです、少し小又峡のような森吉テイストを感じる(いったことないけど…)

そういえば、千葉最強の秘境「間滝」もこんなだったな…

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存分に地形観察を楽しみ降ってゆく。

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特に降ることに支障になる滝はない。

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ポットホールにめり込みご満悦の様子のMさん。

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懸案の白禿沢は期待していたよりも荒れていて残念だったが、ゼンダナ沢は小規模ながら見所の多い沢で地形愛好家の我々には十分すぎるほど楽しめる内容となりました。

万人にお勧めできると言うと全くもってそうではありませんが、この山域を愛でる地形マニアには一押しのコースです。

僕の2日間は返ってきませんが、充実した連休最終日でした。

Mさんお疲れ様です。

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