toggle
2022-05-15

笹ミキ沢 新緑全開

2022.5.15

今回はいつものメンバーにaccj茨城のsakさんとisiさんが同行してくださり、いつになく賑やかな山行となったよ

sakさんの個性的な山行と、読み手にも瑞々しく情景を想起させる文章がとても好きで、ずいぶん前からブログをチェックさせていただいていた。 今回は、同じく茨城の沢ヤである渓たそとの縁から同行の機会を設けて頂く形となった☆

笹ミキ沢は庚申川の支流であり、美しい滝を懸ける沢として認知していた。 このあたりは埼玉に住んでいた頃よく遊んでいたが庚申川流域へは初めてくる。 足尾は今、新緑の最盛を迎えている 初めましてのヒトとサワ 思わず前日にワクワクメールに課金しちゃうくらいのワクワク度だよ

ゴルジュは優しい
切れ込みは深い

笹見木澤と銘板に描かれた橋から入渓するべし、少しの歩きを経ると小さな釜を持った小滝 渓たそとsakさんはイキナシ全身ずぶ濡れになりながらの突破を披露 ポムチムにはそのバイタルはなく一人、横から小巻きで躱す。

切れ込みは深いが優しいゴルジュを進むと先には大きな空間が!

2段の大滝 美しいもの
20mの直瀑

現れた2段の30m滝 眩い新緑と弾ける飛沫にお日様があたり 滝も喜んでいるよう 下段は登れそう、上段はむりかな

右岸の斜面から高巻く 落ち口のすぐ上に導かれるような高巻きとなる。

しばしの歩きで続いて端正な直瀑 特徴は少ないが様になっている滝だ 滝のすぐ左にあるルンゼから高巻く 浮石には注意するべし!

7m舐め滝
俺以外、釜から直登

小滝と小ナメが続く 途中 左岸から多段の40m級の滝が注いでいた。 ヒロタさんの記録を読み返すとこの滝も登っているようだ、さすがに余念が無い。

途中のきれいなナメ滝では、釜から這いずり上がって登るのが醍醐味のようだ。 俺以外の3人はみんなそうしていた 寒いから横から巻いた  この上流は穏やかになる

ナメ有り〼
魚たまにい

新緑の広葉樹林はなんだか久しぶりの感じ 屋久島ではこういう優しい森はないから やっぱり森は広葉樹がいい

ほんの僅かなナメでも美しいと思える感性を忘れないようにしたい。沢が何を与えてくれるかではなく、自分が何を感じ取れるか それを大事に思う余裕を捨ててしまってはいけないかも〜

冷たいお水
この後、激シャワーする渓おじ

落ち着いてきたかなと思う頃、場違いな感じに現れた8m滝 一人 勇猛果敢に滝に突っ込む渓たそ 人間の行動原理は十人十色 理解できないってのもまた理解への第一歩なのかも…

この上流で沢は完全に平凡となった 源流は斜面から大量に湧き出す水 かと、思ったら実はこれ伏流の出口で この先にも水は流れていることを後に確認した・・

右岸の尾根へエスケープし、一登りで登山道へ合流 全くリサーチしていなかったが、登山道を200m登ったところは「コウシンソウ」なるここだけのお花の群生地なんだとか。 今の時期咲いているのか?どんなお花なのか?全く知らないが 行ってみて咲いてたらわかるだろう。M氏と俺はコウシンソウを探しに登山道を登った。

群生地らしき、岩屋に着くもののソレっぽいのは見当たらない 凝視し続けやっと見つけた小さなお花 これがコウシンソウで間違いないな!と大満足する 帰りにはヤシオツツジの写真を撮ったりして大いに満足する

この花をコウシンソウと認定した
可愛らしいヤシオツツジ

だが僕らのコウシンソウはコウシンソウではなかったようだ、コウシンコザクラ?と呼ばれるもので、これもまた庚申山にしかない貴重な植物なんだな、であればコウシンソウじゃなくても満足! と思った数秒後にこのコウシンコザクラはここでそう呼ばれているだけでありユキワリソウいうポピュラーな花だそう 全てが幻だったようだ。

コウシンソウは6月ごろ見頃だそうです

下山はとっても歩きやすい登山道、1時間程度で下山し、林道をまったり歩いて駐車場に戻ってまいりました。 笹ミキ沢は短いながらもきれいな滝がいくつもかかり下山も短いので、お手軽に楽しめる美渓でした!

sakさん、isiさん今回はどうもありがとうございました!

タグ:
関連記事