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2021-05-29

足尾で沢遊び① 小足沢大滝

2021.5.29-30

定期的に足尾でやっている沢遊びを企画した

今回はこんなメニュー

5.29

銅親水公園集合-小足沢大滝-小足沢下部ゴルジュ下降-自由時間-三沢出合泊

5.30

ウメコバ沢遡行-中倉尾根下山-銅親水公園-風呂・飯-解散 こんな流れ

自分は小足沢に単独で一度、ウメコバ沢へは2度行っていて他のメンバーもウメコバ沢へは1回以上行っているが、みんな何度でも行っていいというのでこのルートで決まり。

今回の仲間は葛見さわさん、みつみ、M氏と自分の4人

それではGO〜

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銅親水公園からは松木川左岸の林道をひたすら歩くが…記憶よりもずっと長い。 もう5.6回歩いている気がするが相変わらずここでしかみられない景色に興奮する。

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ウメコバ沢の出合に到着 ちょうど先行していた3人パーティがウメコバ沢F1に取り付いているところだった。

ウメコバ沢は近年大人気の沢となっており、アイスシーズン以外でも賑わいを見せているようだ。

我々は先に進み、小足沢出合を目指す

6号堰堤を左岸の残置から越えるとすぐに三沢の出合い ここに泊装備や宴会用の食い物をデポして小足沢大滝へ進む。

小足沢大滝へは3年前に単独で行ったのだが、どうも記憶が曖昧でどこから尾根に取り付いたか覚えていない…

適当に石がゴロゴロする斜面を登ると、足元が脆かったり、岸壁に阻まれたりと確実に前回のルートと違う模様。

それでも問題になるところはなく、松木川と小足沢の中間尾根へ乗り上がり小足沢大滝の正面まで尾根を下る。

滝の真正面にあるルンゼは一部急となっていて懸垂下降をする方が早そうだ。どうせ後々懸垂下降をするので、予習を兼ねてロープで下る。

落石に注意して、滝の正面に出れば飛沫充満する最高の滝空間! 水量は期待したほど多くないが、この滝はでかくて本当にカッコイイ!

荒々しく落ちる姿は足尾一の名瀑に相応しい貫禄を見せる。

滝下からでは2段分しか見えないが、全3段で60〜70mもある大きな滝なのだ。

今では先人の記録によってルートが確立されているが、一昔前までは幻の滝だったという小足沢大滝

この滝からは元気をもらえる 自分はこの滝が大好きだ

葛見さわさんは熱心に三脚を出して撮影、M氏はgoproで動画を撮り、みつみは騒いでいる 三者三様 小足沢大滝と存分に触れ合ったら滝から松木川出合までの短い下部ゴルジュの下降に入る。

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大滝から下流もとても美しい様相が続き、点在する釜をへつりながら下っていく

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この区間、渓相はバツのグン!!

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釜ヘツリでは慎重に通過するも4人ともドボン(笑)

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すぐに前方が大きく開けて、両岸見上げるほど高い異空間に突入 あのCS滝の落ち口だろう

のぞきこんだみんなは顔を真っ青にしてこんなの降りれるのか?という表情でこちらをみてくる。

先人が下降した記録があったので、どこかに支点とれるでしょと周囲を見ると、葛見さわさんが右岸のテラス奥になぜか鍋がぶら下がっているリングボルトを発見

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テラスへのバンドは非常に足元のしっかりした岩場が5mほどあるが、万が一スリップしたら確実に終わるので、ロープを張り後続の二人を迎える。

支点の鍋付きリングボルトは3本埋め込まれており、古く錆びているが案外しっかりと効いている。

まずは自分が下るのだが、40m一本では下に届いているか微妙な感じだったので持ってきた40mロープ2本を繋いで懸垂下降した。

Photo by みつみ

ここの懸垂下降は爽快で、滝横を飛沫を浴びながら気持ちよく下ることができる。

支点も問題なく使えてよかった〜

※懸垂下降の支点に錆びた残置ハーケンやリングボルトを使うのはリスクの高い行為です。

支点が壊れたり抜けた場合9割助からない危険な行為ですので慎重な判断の上、自己責任で実施してください。

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CS滝はおそらく22mぐらいあり、支点の位置から懸垂下降で下るには30mロープ2本か、50m一本で下るとちょうど良さそう。

いやいやすごい迫力! 楽しい!!

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下降中、みつみだけブルーな表情… 君もやるんですよ(笑)

Photo by みつみ

続いて葛見さわさんも懸垂下降 下から見ていると手こずっているのかなかなか降りてこない…?

過去に何度か懸垂下降しているはずだから問題なしと思ったが、完全にロープに体重を預ける形の懸垂は初めてだったようで緊張したようだった。

降り切ると安堵の表情で笑顔を浮かべていた。

続いてみつみの番、みつみは一昨年一緒に公園で空中懸垂の練習をしたが、完全に勝手を忘れている様子で上でイメトレを重ねていたらしい(笑)

上半身が寝すぎている姿勢に見えるが…

滝が跳ねる脇を通過する豪快なロケーションを味わって欲しかったが、そんなの楽しむ余裕なんかないという表情だ。

無事に下り切って万歳! 葛見さわさんと怖かった〜と盛り上がっている。

最後のM氏は3秒くらいで降りてきてしまった。 もう少し滝を楽しんで下ってきていただきたい。

皆無事に下りきり、ロープを回収してミッションクリア

予想外に時間がかかり、滝の順光時間をすぎてしまったが、このCS滝も小足沢大滝に勝るとも劣らない超カッコイイ名瀑!

というか下部ゴルジュの区間は贔屓目に見なくても絶品の渓相である。

松木川出合いまでは200m程度か、そこまで全てがナメと釜で形成されている。

CS滝のすぐ下には6m滝が落ち込んでいる

あまり濡れる気がないM氏と自分は左岸から小さくまくが、血潮を滾らせた葛見さわさんとみつみは中間から飛び込む! 流石すぎる(笑)

二人とも泳ぎが堪能 そういえば今回メンバーは自分以外とても泳ぎが上手なメンバーなのでいつかバンバン泳ぐ沢へも行こう

6m滝下から見るゴルジュはどこかの大ゴルジュを思わすような雰囲気がある。

最初の釜で竿を出すM氏だが、ここでは釣れなかった

この釜といえば、葛見さわさんの飛び込みがなきゃ終われない ということで、2度目のトライで素晴らしいフォームの着水を魅せた!

みつみも続くがこのフォームはヤバイwww

小足沢の下降を思いっきり楽しんだ後は三沢出合いへ戻り、幕営の準備 薪を集めてタープを張る

ある程度整ったところで、皆で三沢の散策に出かけてみた

三沢下部は岩盤の発達が印象的で、想像よりもずっと綺麗な感じ M氏とみつみは釣りをしながら先に進んでいく。

ここではチビしか釣れなかったようだ。

X状に交差した滝 こんな綺麗だとは思ってもみなかったので嬉しい発見♬

滝の上流はナメがとても綺麗

釣り師用の巻道が右岸にあり、簡単に上流へ行ける。

少し先にある大きな岸壁の先まで散策した。良い頃合いになったところで戻り焚き火開始!

焚き火を囲みながら、沢山の飯と酒で宴会し 気がついたら皆横になりウトウト 意識朦朧のままタープの下に移動し就寝。。

明日は3度目のウメコバ沢 何か新たな発見はあるだろうか?

 

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